第6ハウスは「自分に適した働き方・健康の室」です。

自分の能力を使って社会に出るために、人からの要求に応えられる自分を作っていくことが第6ハウスのテーマです。

第1~6ハウスは個人の発達、第7〜12ハウスは他者や社会との関わりを表します。

第6ハウスは、個人の発達の最終段階に当たります。

そのため、社会と繋がるための準備として、仕事をこなし、自分の能力を社会に対してどのように役立てていくかを学びます。

また、仕事をする上での責任など外側からのプレッシャーで心身のバランスが崩れてしまわないように調整することが重要になります。

自分で健康管理をすることが大切です。

そのため第6ハウスでは「健康」も扱われます。

第6ハウスの天体を読み解くと、社会の中での役割自分の能力の活かし方自分に適した働き方健康についてが分かります。

主に仕事、職場などで、社会的な自分を作っていくために何をすればいいかを知ることができます。

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ホロスコープの第6ハウスには天体が入ってない時

一部のハウスに天体が入っていないことは、珍しくない。天体が入ってないからといって、そのハウスが不幸だとか平凡以下という意味ではない。

むしろ、天体が入っているハウスは、そのハウスのテーマについて取り組もうと生まれてきたというくらいに受け止めてもらったらオッケー。

第6ハウスに「太陽」がある人【人のために誠実に働く努力家】

太陽第6ハウスの太陽は、人のために誠実に働くことをあらわしています。

太陽は人生の方向性や自分らしさを司る天体。

第6ハウスに太陽がある人は、社会や職場に貢献することに強く関心を抱く傾向にあります。

自分の希望や得意なことではなくても、やらなければならない仕事や求められる能力を優先的に考え、相手に忠実に応えようとします。

そして、相手に喜んでもらえると、心から嬉しく感じるでしょう。

人の役に立つことに対して生きがいを感じるのです。

自分の願望で何かをするよりは、頼まれたり察したりして動くタイプ。

働き方も真面目で誠実なので、周囲から信頼を得られます。

仕事に対して真面目で完璧さを求める一面から、プライベートを犠牲にして仕事に打ち込んでしまうこともありそうです。

しかし、忙しくても自分の健康管理は怠りません。

万全な状態で働くためにも、自分の健康にもしっかりと目を向け、体調管理を行うことができるでしょう。

第6ハウスに「月」がある人【安定した環境で働く力を発揮】

月第6ハウスの月は、人の役に立つ仕事で安心感を得ることをあらわしています。

月は感情や心を司る天体。

第6ハウスに月がある人は、働いていることで安心感を得られます。

「人の役に立っている」と実感できると心が元気になるでしょう。

自分に適した環境で、気の合う仲間と働くことによって、安心して仕事ができるタイプです。

安定した労働環境で能力を発揮しやすいので、独立して働くよりも企業に勤めるほうが仕事に対する能力を発揮しやすいでしょう。

人の役に立つ、奉仕することで深い満足感を得られる傾向にあります。

看護師やカウンセラーなど、相手に寄り添う職業に就く人も多いようです。

細かいことにもよく気づき、周囲に気を配りながら働くことができる反面、ストレスから身体を壊すこともありそうです。

気分転換も取り入れながら、働くと良いでしょう。

第6ハウスに「水星」がある人【スピーディーかつ正確な働き】

水星第6ハウスの水星は、知性を使ってスピーディーに働くことをあらわしています。

水星は、知性と情報、コミュニケーションを司る天体。

第6ハウスに水星がある人は、分析力や判断力を発揮して人の役に立つ働きをします。

細かい作業が得意で、スピーディーかつ正確に仕事をこなせるので人から頼られるタイプ。

自分が前面に出るよりも、誰かのサポート役として働く方が十分に能力を発揮できるでしょう。

医学、科学のような専門性の高い仕事や、事務処理などの正確さとスピードが求められる仕事、コミュニケーションを必要とする仕事、文章を書く仕事に適しています。

健康に対しても細かく気をつけるタイプです。

しかし、仕事をしすぎるとストレスから健康に影響が出やすいので、疲れが溜まらないよう意識すると良いでしょう。

第6ハウスに「金星」がある人【人の喜びが自分の喜び】

金星第6ハウスの金星は、人の喜びが自分の喜びに繋がることをあらわしています。

金星は、愛と調和や美しさを司る天体。

第6ハウスに金星がある人は、人が喜ぶことに対して、生きがいを感じる傾向にあります。

自分のためにではなく相手のために働き、相手が喜んでくれると自分の喜びに繋がるのです。

職場の雰囲気を明るく和ませるムードメーカー的な存在に適しています。

職場の環境を快適に整えることが得意な人が多いようです。

人当たりが良い特徴があり、人から慕われることも多いでしょう。

また、美的センスの持ち主でもあります。

美に関する仕事、サービス業で自分の能力を存分に発揮できます。

仕事も健康もバランスよく大切にするタイプ。

忙しくても体調を良好に保てるでしょう。

第6ハウスに「火星」がある人【自分だけの役割に使命感が湧く!】

火星第6ハウスの火星は、自分にしかできない役割に対して能力を大きく発揮することをあらわしています。

火星はエネルギッシュな行動力を司る天体。

第6ハウスに火星がある人は、自分にしかできない仕事で能力を発揮し、人の役に立とうとします。

勤勉で責任感が強く、忠実に仕事をこなすタイプ。

自分にしかできない仕事があると「自分がやらなければ」と使命を感じ、やる気を出すのです。

社会への貢献度が大きい仕事ほどやりがいを感じ、自信に繋がる傾向にあります。

また、体が丈夫な人が多く、体力を使う仕事に向いている人も多いようです。

しかし、自分の健康面を考えずに頑張りすぎてしまう傾向にあります。

回復は早いですが、無理は禁物。

ケガや過労に気をつけながら仕事に取り組むと良いでしょう。

第6ハウスに「木星」がある人【働くことが生きがい】

木星第6ハウスの木星は、働くことが生きがいに繋がることをあらわしています。

木星は拡大と発展、豊かさを司る天体。

第6ハウスに木星がある人は、仕事や職場環境に恵まれやすく、人のために役立つ仕事をすることで心が豊かになります。

仕事に対する誠実さや人柄が評価を受けやすいです。

職場の人間関係や環境などにも恵まれ、心地よく働けるでしょう。

木星は拡大をあらわすことから、仕事での活躍の場が広がっていく特徴もあります。

忙しくなっても、働くことに楽しさを感じ、生きがいを見出だしていく人も多そうです。

独立して仕事をするよりも、企業の中の方が能力を発揮しやすいでしょう。

豊かさをもたらす木星の恩恵を受け、健康面でも恵まれます。

体調は良好に保たれるでしょう。

第6ハウスに「土星」がある人【忠実で忍耐強い働き方】

土星第6ハウスの土星は、忠実で忍耐強い働き方をあらわしています。

土星は忍耐と努力を司る天体。

第6ハウスに土星がある人は、自分の役割をまっとうしようと努力します。

どんな仕事も忍耐強くこなし、責任ある立場に自ら身を置くため、苦労を背負うことが多いかもしれません。

しかし、プレッシャーを乗り越える強い力の持ち主。

働くことを通じて自分を鍛え成長させ、大成へと繋げられるでしょう。

また、土星は安定をあらわす天体なので、仕事を安定してこなそうとする特徴もあります。

仕事への能力が不安定になったり、予定通りに仕事を進められなかったりすることを嫌うのです。

「体調不良で仕事を休むなんて考えられない」と思う傾向にあり、無理をしがち。

体調が悪い時は無理をせずに、休むことも意識してみると良いでしょう。

第6ハウスに「天王星」がある人【自由な環境で能力を発揮する】

天王星第6ハウスの天王星は、自由な環境で能力を発揮することをあらわしています。

天王星は改革と独立、個性を司る天体。

第6ハウスに天王星がある人は、独立しフリーな立場での働き方が向いている人が多いようです。

会社のような縛りがある環境だと、思うように実力を発揮できない傾向にあります。

時間や空間に縛られない自由な環境でのびのびと働くことで、能力を十分に発揮していけるでしょう。

独自の発想を活かし、自分だけの技術を身につけて世の中に役立てていけます。

1つの例として、ネット環境が整っていればどこでも仕事ができるパソコンを使う仕事に適性があるようです。

健康面では、ストレスが原因で体調を崩しやすい傾向にあります。

リラックスできる空間で過ごす時間を作ることで、体調を良好に保てるでしょう。

第6ハウスに「海王星」がある人【人の心に寄り添い癒やしを与える】

海王星第6ハウスの海王星は、人の心に寄り添い、癒やしを与える仕事で能力を発揮することをあらわしています。

海王星は感性や直感、イメージを司る天体。

第6ハウスに海王星がある人は、人の笑顔を優先した働き方に関心を抱く傾向にあります。

人の内面に寄り添い、力になりたいという気持ちが強いため、福祉や医療関係、エステやヒーリングに関係する仕事で能力を発揮する人も多いでしょう。

また、豊かな想像力や感性を活かして、芸能、芸術、カフェ、バーなど、幅広い分野で人に癒やしを与える仕事にも適性があります。

ごく一般的な会社勤めのように型にはまる仕事は、苦手に感じやすいかもしれません。

人が心から笑顔になる仕事をすることで自分自身の心の元気にも繋がります。

健康面では、精神的な不安から体調に影響が現われやすいようです。

感染症や依存症に注意が必要。

自分を追い詰めないよう、楽しく仕事することを心がけると良いでしょう。

第6ハウスに「冥王星」がある人【妥協しない徹底した働き方】

冥王星第6ハウスの冥王星は、妥協しない徹底した働き方をあらわしています。

冥王星は破壊と再生、変容を司る天体。

第6ハウスに冥王星がある人は、仕事の無理難題もこなせる能力の持ち主です。

仕事に対して一切の妥協を許しません。

それが良い方向に働けば大きな成果に繋がります。

しかし、時に自分の体力の限界を超えて労働する原因となることもありそうです。

冥王星は、0か100かという両極端な特徴もあります。

そのため、昼夜問わず徹底的に働くか、時が来るまで仕事に手をつけないかの両極端な働き方になる場合もあるでしょう。

また、優れた洞察力を活かして、カウンセラーなど心理学の分野での職業に就く人も多いようです。

健康面では、働きすぎで身体を壊さないように、休みどころを見極めることも大切です。

【まとめ】自分に合った職場環境で能力を発揮していこう

第6ハウスに各天体が在室する場合について解説しました。

自分の能力を発揮しやすい働き方や環境、健康面について、改めて気づいたこともあったのではないでしょうか。

第6ハウスとは、自分に適した働き方、職場の環境、健康管理などをあらわす場所でしたね。

自分の能力を発揮して社会に役立つことや、健康を保つためのヒントにしてみると良いでしょう。

それぞれの天体の特徴や性質をしっかり把握しておくと、より深く自分自身を理解できます。

自分を知り、本質を発揮していくことで、自分らしい人生の発展に繋げていけるでしょう。

第6ハウスに天体がある人は、その天体の影響を理解して、自分に合った働き方や能力を発揮しやすい環境を知り、社会にどう役立てていけるかを知ること。

どのように職場や社会で自分を活かしていくかを考えることが重要な課題。