獅子座というと、テレビや雑誌の星占いでは7月23日~8月22日頃に生まれた人のことを指しています。
一般的によく知られている12星座占いは「太陽星座」といわれ、生まれた時期の太陽が獅子座のエリアにいたことを表しているのです。
さて、ここでは7月23日~8月22日頃に生まれた方の質を説明するというよりは、「そもそも獅子座とはどのような質を持つのか」ということを説明していきます。
星読みでは10個の天体を読み解いていくので、もし、あなたの生まれた時の月、水星、金星など太陽以外の天体の位置が獅子座である場合にも参考にしていただけます。
獅子座をひとことでいうと?
獅子座をひとことで表現すると、「自らの演出家」です。
自分を取り巻くものは自分を中心に動いている、という考える傾向があります。
あるがまま、自分のすべてを肯定し、自分が主役の人生を楽しむ姿は、まるで百獣の王である獅子のようです。
獅子座は12星座の中でどんな役割や質を持っているの?
獅子座がどのような役割や質を持っているのか?
12星座を分類する時の考え方などから読み解いていきましょう。
まず、獅子座は「火の星座」として分類されますが、その火の質を一言で表すと「夜の闇を照らす焚き火」です。
その理由を説明していきますね。
12星座(サイン)は、様々なタイプ別に分類されています。
獅子座は、2区分では男性、3区分では固定宮、4区分では火に分類されています。
これらは獅子座をはじめ、12サインを理解する上でとても大事なポイントです。
それらのポイントを押さえつつ、詳しく話を進めていきましょう。
12サインの中で誰より強く意思を示し、存在感を発揮する
獅子座の火は、暗闇の中でも揺らぐことなく、その場所や存在を示してくれるような焚き火の火。人々に光やぬくもりを与えてくれます。
真っ暗闇を進む時は勇気がいりますが、獅子座はそんな人々の先頭に立って行き先を照らしてくれる存在感があり、多くの人を引きつける魅力を持っています。
火といっても、火花のように自分自身が動き回ることで影響力を振りまくのではなく、
炎をしっかり燃やし続けることで、自然と人が集まってくるのが獅子座の火の質なのです。
ときに焚き火は勢いを増しゴウゴウと燃え上がり、そのエネルギーは人をはねのけてしまうほどです。
一方で非常にドラマティックでもあり、美しさや華やかさ、溢れるエネルギーを発しています。
獅子座を導く星は太陽
獅子座の支配星は太陽です。
支配というとなんだかハードな感じがするが、その星座を導いてくれる星。
獅子座を導いてくれる天体は太陽です。
太陽は自分らしさを表す天体で、生きることのベースとなるエネルギーそのもの。
個性や才能だけでなく、本来の自分や能力を発揮できる分野を指し示してくれます。
獅子座の世界との繋がり方
では、12星座を世界の向き合い方の違いで分けて考えてみましょう。
獅子座は「あなたという他人」を通して世界と繋がろうとするタイプです。
自分というフィルターを通して世界を知ろうとするのではなく、相手の反応や行動を通して自分のことや世界を知り、つながりを作っていこうとします。
「自分を表現する」というのは獅子座の重要なキーワードです。
獅子座は自分が主役になり演じることで、人から認められたり称賛されたりして、自分は特別な存在だと実感することを望んでいます。
つまり、相手からの評価によって自分を知ろうとするのですね。
例えば、牡羊座は自分がやりたいことをやりきったら満足するところがありますが、獅子座はそれにプラスして他人からの評価がほしい、自分の価値を確認したい、という側面があります。
ときには「周囲と異なる特別な存在でいたい」という欲求から、すでに誰かが作ったものをそのまま受け入れることは難しいと感じることも。
例えば何かのメソッドを学んでも、教えられた通りにやるのではなく「わたしならどうするか」を考えます。
自分を中心に作り直し、納得した上で実行し、その結果に対して他人からフィードバックをもらう、というイメージです。
そういった意味では、結果を出すのに少し時間がかかる場合もあるかもしれません。
しかし、出来上がったものは獅子座らしいオリジナリティが溢れるものに生まれ変わっているでしょう。
【12星座別 世界との繋がり方】
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座:
「私という個人」を通して世界とつながる
獅子座、乙女座、天秤座、蠍座:
「あなたという対人関係」を通して世界とつながる
射手座、山羊座、水瓶座、魚座:
「個や相手の存在を超えた視点から」世界とつながる
獅子座とギリシャ神話
ギリシャ神話の獅子は、なんと「人食いライオン」として描かれています。
物語の主人公はヘラクレス。彼は、神々の王ゼウスと愛人の間に生まれた子どもでした。
ゼウスの正妻である女神ヘラは、愛人の子であるヘラクレスを憎み、殺意すら抱いていました。
ギリシャ神話では、ヘラクレスは数々の敵と戦うはめになるのですが、それはすべてヘラがヘラクレスを憎み、彼を陥れようとしていたからでもあります。
その最初の試練となったのが、どう猛な人食いライオンとの戦いでした。
ヘラクレスは棍棒を手に戦いに挑みますが、棍棒は途中で折れてしまいます。
それでも諦めることなく素手で挑み、この戦いを制するのです。
ヘラクレス自身が自分の中に潜む荒ぶる怒りといった感情に打ち勝った、ということでもあるでしょう。
自分を憎む母親の影と戦いながらも、自らの人生をつかみ取っていく様子が描かれています。
獅子座のプラス面(魅力ポイント)
- 寛大
- 陽気
- 情熱的
- 印象深い
- 活動的
- 遊び心をもつ
- 気前がいい
- 思いやりがある
- ロマンチスト
- 誠実
獅子座のマイナス面(陥りやすい点)
- わがまま
- 目立ちたがり
- 派手好き
- 見栄っ張り
- うぬぼれ屋
- 権力志向
- 高圧的
- 横柄
- 傲慢
- 独占欲が強い
獅子座に関連する職業
【キーワード】芸術・芸能、表現活動、指導者
俳優、歌手、演出家、ディレクター、教師、投資家、政治家、裁判官、スポーツ選手、販売員
獅子座データ
【区分】
男性星座・固定宮・火
【支配星】
太陽
【対応するハウス】
5ハウス
【対応する身体の箇所】
心臓・胸・背中・脳
獅子座まとめ
さて、獅子座とはどういう質を持つ星座かイメージできたでしょうか?
ホロスコープでは、太陽や月、金星といった天体のいずれかが獅子座にあるとき、その天体の持つ意味が獅子座の特徴の元に発揮される、と読みといてみてくださいね。