双子座というと、テレビや雑誌の星占いでは5月21日~6月21日頃に生まれた人のことを指しています。
一般的によく知られている12星座占いは「太陽星座」といわれ、生まれた時期の太陽が双子座というエリアにいたことを表しているんですね。
さて、ここでは5月21日~6月21日頃に生まれた方の質を説明するというよりは、「そもそも双子座とはどのような質を持つのか」ということを説明していきます。
星読みでは10個の天体を読み解いていくので、もし、あなたの生まれた時の月、水星、金星など太陽以外の天体の位置が双子座である場合にも参考にしていただけます。
双子座をひとことでいうと?
双子座をひとことで表現すると、「学び、伝える人」です。
好奇心も探究心も旺盛な双子座は、柔軟で多才。
情報をインプットすることも、アウトプットすることも好きで、人から学ぶこと、それを別の人に伝えることにとても意欲的なサインなのです。
「知る→理解する→伝える」という流れが人生を前に進ませるエネルギーといってもいいでしょう。
12星座の中で最も柔軟に物事を取り入れ、伝えていこうとする働きを持っています。
双子座は12星座の中でどんな役割や質を持っているの?
双子座がどのような役割や質を持っているのか?
12星座を分類する時の考え方などから読み解いていきましょう。
まず、双子座は「風の星座」として分類されますが、その風の質を一言で表すと、「日常にある風」です。
その理由を説明していきますね。
12星座(サイン)は、様々なタイプ別に分類されています。
双子座は、2区分では男性、3区分では柔軟宮、4区分では風に分類されています。
これらは双子座をはじめ、12サインを理解する上でとても大事なポイントです。
それらのポイントを押さえつつ、詳しく話を進めていきましょう。
12サインの中で最も柔軟ながら、その動きは素早く、変化し続ける
双子座の風は、日常に感じる風です。
香りや音は空気を通して伝わりますよね。そんなあらゆる情報を運ぶ風のイメージです。
なので、広い草原を吹く風というよりは、狭い街なかでもスルスルと自在に変化して吹き抜けていく風のほうがイメージに近いでしょう。
風の星座は他に天秤座、水瓶座がありますが、その中で最も素早く、狭い範囲を自在にかける風が双子座。
ときに勢いよく吹き付けるビル風のような、活発な風としての側面も持っています。
学校や職場といった一部でのブームやその土地ならではのニュースなど、あちこちから情報を仕入れては伝えて広める。
そんな働きをしてくれるサインです。
双子座を導く星は水星
双子座の支配星は水星です。
支配というとなんだかハードな感じがするが、その星座を導いてくれる星。
双子座を導いてくれる天体は水星です。
水星は知性とコミュニケーションをつかさどる星で、思考し、情報を選び、物事の段取りをしてくれる星です。
双子座の世界との繋がり方
では、12星座を世界の向き合い方の違いで分けて考えてみましょう。
双子座は、「私という個人」を通して世界と繋がろうとするタイプです。
もっとわかりやすく言うと「私個人が」知りたい!聞きたい!という欲求を持つということです。
つまり、自分が知り得たことを、自分なりに理解した上で、それを相手、社会に伝えることで自分の個性を社会に表現しようとするのです。
「理解する」というのも双子座の重要なエッセンスの一つです。ここにその人なりのオリジナリティが生まれます。
また、双子座は相手に好奇心を持ちます。好奇心を使って相手を理解することも双子座の大事な資質の一つ。
自分と他人が別々のものであること知った上で、相手の感覚や言葉を理解し、また理解してほしいと望みながら世界を広げていくのです。
【12星座別 世界との繋がり方】
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座:
「私という個人」を通して世界とつながる
獅子座、乙女座、天秤座、蠍座:
「あなたという対人関係」を通して世界とつながる
射手座、山羊座、水瓶座、魚座:
「個や相手の存在を超えた視点から」世界とつながる
双子座とギリシャ神話
ギリシャ神話で双子座のモデルとなったのは、神々の王ゼウスと、スパルタの王妃であるレダという美しい女性の間にできた、双子の兄弟と言われています。
彼らはとても仲の良が良く、どちらも武術に優れていました。
しかしある時、兄が戦いの最中に矢を受け、命を落とします。
ゼウスの血を継ぎ不死身だった弟は、兄の死を嘆き、不死を解くようゼウスに願いました。
そして二人とも天に登り、双子座となったそうです。
別説には、「双子だがそれぞれの父は人と神とで異なる」とも言われていたり、兄と弟が逆に描かれていたりすることもあります。
その他にも、弟の不死を二人で分かち合い、天界と冥界を行き来して過ごす姿が描かれている説もあります。
このエピソードは、双子座の二面性を表しているように感じられますね。
双子座は「移り気で浮気性」などと言われることもありますが、神話で浮気をするのは彼らの母である王妃レダであり、双子の兄弟ではないことに気が付きます。
双子座の二面性は、「浮気性」とは異なるイメージであり、例えば「明るい表情から一転、神経質な姿を見せたりする」というような不安定な面を表しているのです。
双子座のプラス面(魅力ポイント)
- 知的美人
- ノリがいい
- 話し上手
- 頭の回転が速い
- 聡明
- 人付き合いが上手
- 才能にあふれる
- 器用
- 明るい
- 勉強が好き
双子座のマイナス面(陥りやすい点)
- ずる賢い
- 本音が読めない
- 一貫性がない
- 気まぐれ
- 神経質
- 決断力がない
- 口数が多い
- 詮索好き
- 苛立ちやすい
- 継続は難しい
双子座に関連する職業
【キーワード】伝達・運搬
教師、脚本家、ジャーナリスト、ライター、レポーター、タクシー・バス運転手、会計士
双子座データ
【区分】
男性星座・柔軟宮・風
【支配星】
水星
【対応するハウス】
3ハウス
【対応する身体の箇所】
腕・肩・手・肺・神経系
双子座まとめ
さて、双子座とはどういう質を持つ星座か、イメージをとらえられたでしょうか?
星読みの際には、冒頭でお伝えしたように、太陽や月、金星といった天体のいずれかが双子座にあるとき、その天体の持つ意味が双子座の特徴の元に発揮される、と読みといてみてくださいね。