アセンダント(ASC)があらわすのは、あなたの「人から見た第一印象」「社会に向けて見せている表向きの顔」などです。
アセンダント獅子座の人について
- 生まれ持った外見・似合うファッション
- 性格や仕事・恋愛での特徴
- アセンダントのアスペクトからわかること
などを解説します。
星読み(占星術)のアセンダントは【第一印象や社会に見せる顔】をあらわす
太陽や天体や星座は、毎日東から昇って西へ沈むという動きを繰り返しています。
このように太陽や星座が昇ってくる東の位置は、星読み(占星術)のホロスコープ上ではアセンダント(Asc)にあたります。
ホロスコープは、あなたが生まれた瞬間の宇宙の星の配置を表したもの。
つまり、ホロスコープでアセンダントが指し示す星座(サイン)は、あなたが生まれた瞬間に東の空に昇っていた星座ということになります。
アセンダントの星座は、次のような意味を持ちます。
- 基本的な行動パターン
- 持って生まれた性質
- 第一印象(外見や雰囲気)
- 社会に対してどんな姿を見せて生きていくのか
アセンダントは【意図せずとも発揮する質】|アセンダントと太陽の違い
アセンダントの自分らしさとは、「意図せずとも発揮する質」です。
アセンダントの星座の特徴は、「自覚はないけれど、人からよく言われること」「無意識にできてしまうこと」が多いでしょう。
他の人から見て感じている「その人らしさ(自分らしさ)」とも言えます。
意図せずとも発揮される質なので、星読みの12星座の特徴がわかってくると、相手の第一印象からアセンダントの星座の見当をつけることもできるでしょう。
アセンダントの星座の質は、生まれた瞬間から持っていて一生続くものとされています。
太陽は【意図すると発揮しやすい質】|アセンダントと太陽の違い
一方、太陽の自分らしさとは「意図すると発揮しやすい質」です。
逆に言えば、意図しないと発揮しづらい、ということ。
太陽星座は、信念として人生の中で育まれていくものに近いので、人によっては意識して目覚めさせる必要があるもの、とも言えます。
普段は「私って太陽◯◯座っぽくないな」と思っている人も、生き方の根っこの部分の「自分らしさ」を問われるような場面では、太陽星座を強く意識するでしょう。
星読み(占星術)のアセンダントの調べ方
あなたのアセンダントを調べるには、まずはホロスコープを作ってください。
ホロスコープ作成に必要なのはあなたの生年月日ですが、アセンダントを正確に調べるには
- 生まれた時刻
- 生まれた場所
の情報も用意しておきましょう。わからない人は、母子手帳を確認したり、家族に聞いてみたりするといいですよ。
ホロスコープができたら、第1ハウスの起点(第12ハウスと第1ハウスを分けるライン)を探してください。
「Asc」と表示された矢印が示すのが、あなたのアセンダントの星座です。
アセンダント獅子座の特徴は【太陽のように輝いてこそ本領発揮】
【第一印象・外見】堂々と自信に満ちた主演俳優
アセンダント獅子座さんは、ズバリ「主演俳優」。堂々として自信に満ちた印象を与えます。
よく通る声と大きな身振り手振りで、一度会っただけでもインパクト大です。
信念を貫いて独自の世界観を心から楽しむ姿は、周囲の人を明るく楽しい気持ちにさせます。
「人に何かを教えてあげることが好き」という人も多いはず。
自分のオススメを喜んで受け入れてもらえたり、注目されたりすると嬉しくなります。
その反面、周囲の関心が自分以外に向かうと機嫌を損ねることも。
寂しがり屋でもあるので、注目されないと自信を失うこともあるでしょう。
太陽のように明るく輝いていてこそ本領発揮できると信じています。
アセンダント獅子座さんは、血色がよく、周囲の人が思わず視線を向けるような華やかで明るい顔立ちの人が多いとされます。
目力があり、幅がありしっかりした鼻をしている、とも。
アスリートを思わせる引き締まった美しい身体の持ち主も多いはずです。
【ファッション・カラー】派手に大胆に!映画のような装いを
アセンダント獅子座さんに似合うのは、とにかく「ゴージャス」「派手」なファッションです。
服に負けない個性と存在感の持ち主なので、まるで映画から飛び出したような華麗な装いも見事に着こなしてしまいます。
派手な格好には抵抗がある人も、着慣れた色だけど襟だけ個性的なデザイン、など部分的に取り入れて、周囲の反応を試してみては?
また獅子座は体の部位では「背中」を司る星座なので、背中が大きくあいているようなデザインの服もよく似合うはずです。
背中のたるみが気になる人は重点的に鍛えてみて。普段のファッションでも魅力が引き立ちます。
アセンダント獅子座さんにおすすめの色は、輝きと自信、誇りをあらわすゴールドや、情熱、愛情をあらわすレッドです。
【仕事・お金】芸能・アート・SNSで活躍
アセンダント獅子座さんは、クリエイティブに自己表現できて人から注目される環境がぴったり。
目標のためなら努力も惜しまないので、芸能・アートの仕事やインフルエンサーなどが向いています。
また、後輩・部下から慕われやすくカリスマ性で人を引っ張っていけるので、チームリーダー、マネージャー、企業の経営者も◎です。
就職や転職で迷ったときは「ドラマチックな生き方ができるのはどの道?」と考えてみると心が決まるでしょう。
気をつけたいのは、誇り高い性格が裏目に出るとき。
自分勝手になってしまったり、失敗に傷ついてなげやりになってしまったり、苦しいときに周囲に甘えられなかったり……。
正しいプライドの持ち方が仕事の成功に結びつくでしょう。
アセンダント獅子座さんは、人より目立つためにお金を使ったり、「名誉かお金か」の選択では名誉を選んだりする傾向があります。
それが自分自身を幸せに満たす選択ですが、承認欲求が行き過ぎないよう要注意です。
【恋愛・人間関係】ときには弱みをさらけ出すのも大事
アセンダント獅子座さんは、恋愛では「面食い」です。
自分自身を特別な存在だと思っているので、恋の相手にも容姿やカリスマ性などの特別さを求めます。
また、穏やかな日常の幸せを分かち合うような恋愛よりも、ドラマチックに燃え上がるような恋愛が好きです。
旅先など非日常のワンシーンでの出会いに憧れていたり、実際に経験したことがあったりするはず。
そして、追われるよりも追いかけたいタイプです。
人間関係では、正直でマイペース。特に「目立ちたい」と思っていなくても目立つ存在なので、結果として周りの人が合わせているようです。
アセンダント獅子座さん本人も「人に合わせるのって面倒くさいな」と思うことはありませんか?
それがあなたらしさではありますが、人によっては「上から目線」「高圧的」と感じるかも。円滑な人間関係のためには気をつけたいですね。
また、辛くても涼しい顔で頑張ってしまうタイプなので、弱みをさらけ出せる人間関係を作っておくことも大事です。
ネイタルチャートのアスペクト|アセンダントと天体が合(0度)
アセンダント獅子座さんのネイタルチャートで、アセンダントと天体のアスペクトが合=コンジャンクション(0度)の場合の読み方を解説します。
星読みテラスでは、合のオーブ(許容範囲)は「±8度以内」としています。
また、「合ではないがアセンダントと天体の星座が同じ」という場合は、影響力は弱まるものの同じような傾向があります。
アセンダントと【太陽】が獅子座で合(0度)
太陽は獅子座の支配星。自分も周りの人も納得する「ザ・獅子座」な人。明るく情熱的なロマンチスト、正直でマイペースで器が大きく、目立つのが好き、といった面が色濃く出る。エネルギーにあふれて場の中心になりやすいタイプ。
アセンダントと【月】が獅子座で合(0度)
感情が豊かでストレートに表現する。天性の明るさの持ち主で、外見や雰囲気はゴージャスながらどこか温かさをにじませている。周囲の人はその存在感に一目置くが、同時に癒しや親しみやすさも感じる。
アセンダントと【水星】が獅子座で合(0度)
持ち前の創造性を、客観的・合理的な考え方で発揮できる。周りの人にとって知性を感じるリーダー。度量があって人を楽しませるのも得意なので、「精神年齢が高い」「コミュ力が高い」と言われる。
アセンダントと【金星】が獅子座で合(0度)
アセンダント獅子座の中でも、特に外見・雰囲気の華やかさが際立つ人。大勢の中で埋没するような平凡さや中途半端さを嫌う、高い美意識の持ち主。視線だけでなく見る人の心もひきつける、生まれながらの愛され体質。
アセンダントと【火星】が獅子座で合(0度)
情熱とバイタリティにあふれる人。称賛をモチベーションに高みを目指して努力できる。もし目の前に障壁があれば勇気を持って戦う。人に使われたり、縁の下の力持ちになったりするより、表舞台で動けるほうが力を発揮。
アセンダントと【木星】が獅子座で合(0度)
獅子座が例えられる「王様」の中でも、自分の力を見せつけるのではなく、寛大さと包容力で周囲の人を照らす。おおらかな雰囲気があり自然と慕われる。生まれつき幸運に恵まれやすいとも。
アセンダントと【土星】が獅子座で合(0度)
獅子座らしい自己表現や情熱を内側に秘めがちで、外見・雰囲気は派手さよりも真面目さのほうが印象に残りやすい。節度ある行動や規律正しい生活を好む傾向で、人から信頼されやすい。
アセンダントと【天王星】が獅子座で合(0度)
型破りな雰囲気と堂々としたふるまいで、周囲に強烈な印象を与える。意味のない決まりごとなどに対して反発心を持ち、改革のうねりの中で自分の生き方を表現することでリーダー的存在になる。
アセンダントと【海王星】が獅子座で合(0度)
堂々とした雰囲気だが周りの人を圧倒するようなものではなく、こわばった気持ちをほぐしてくれるような癒しの力がある。ドラマチックで若々しい感性の持ち主で、空想の世界を好むので、とらえどころのない感じがある。
アセンダントと【冥王星】が獅子座で合(0度)
非常に強いカリスマ性の持ち主。これと決めたら弱音を吐かずに徹底的に取り組む傾向があり、これまで誰も成し遂げられなかったことを実現できる力を秘めている。白か黒か、0か100かといった極端な思考をしやすい。
相性占いのアスペクト|【自分のアセンダント】と【相手の天体】が合(0度)
相性占いで、アセンダント獅子座さんのアセンダントと、占いたい相手の天体のアスペクトが合=コンジャンクション(0度)の場合の読み方を解説します。
星読みテラスでは、合のオーブ(許容範囲)は「±8度以内」としています。
また、「合ではないがアセンダントと天体の星座が同じ」という場合は、影響力は弱まるものの同じような傾向があります。
【自分のアセンダント】と【相手の太陽】が獅子座で合(0度)
太陽は獅子座の支配星。主演俳優のように堂々と自分を表現しているあなたの姿が、相手の生き方の根っこの部分を刺激して魅力を引き出す関係。そして自信をつけた相手はあなたにエネルギーを返してくれる。好循環が生まれる組み合わせ。
【自分のアセンダント】と【相手の月】が獅子座で合(0度)
一緒にいると気持ちで強くつながる相性。天性の明るさや活力を持つ相手といると、あなたは安らぎを感じ、相手もあなたといると落ち着ける、ただし相手は承認欲求が強過ぎることがあり、あなたへの依存心が高まることも。
【自分のアセンダント】と【相手の水星】が獅子座で合(0度)
優れたカリスマ性や管理能力を持つ相手は、あなたの知的な面や合理性を気に入る。反対にあなたも、気高い正直さがあり優れた自己表現力も備えた相手に、落ち着きや大人っぽさを感じて高く評価する。
【自分のアセンダント】と【相手の金星】が獅子座で合(0度)
誰にも遠慮することなく自己表現するあなたの外見や雰囲気は、相手にとって好きなタイプそのもの。あなたも、輝くような明るさの持ち主で、自己も他者も肯定する生き方こそ美しいと考える相手をすばらしいと感じる。
【自分のアセンダント】と【相手の火星】が獅子座で合(0度)
お互いに魅力を感じる相性。相手は、持ち前の創造性を発揮して太陽のように輝き、周囲に楽しみや生きる喜びを与える。あなたはそんな姿に惹かれる。ただし相手の承認欲求が強く出過ぎると、過激だと感じることも。
【自分のアセンダント】と【相手の木星】が獅子座で合(0度)
相手は、自分も他者も、一人ひとりが大切で尊重される存在だとよく知っている人。そんな価値観から生まれる包容力にあなたは惹かれる。相手にとってあなたは心が安らぐ居場所となり、好循環が生まれる相性。
【自分のアセンダント】と【相手の土星】が獅子座で合(0度)
相手は、自らの創造性や表現力について厳しく自己チェックする人。ストイックすぎることもあるが、そんな真面目さがあなたにとっては魅力的に見える。相手も正直で曲がったことが嫌いなあなたに誠実さを感じる。
【自分のアセンダント】と【相手の天王星】が獅子座で合(0度)
二人とも自然にふるまうだけで「個性的」「独創的」と言われる存在感あり。一緒にいると互いに自分らしいままでいられる相性。あなたは相手のユニークなところを気に入り、相手もあなたの存在を認められる。
【自分のアセンダント】と【相手の海王星】が獅子座で合(0度)
相手は好奇心に満ちた若々しい感性の持ち主。あなたとは言葉を超えた感覚面での波長が合う相性。言葉を交わさずとも「今、こんなことを考えているんだろうな」とわかり合える。恋愛ではお互いにドラマチックな展開を望む。
【自分のアセンダント】と【相手の冥王星】が獅子座で合(0度)
あなたが相手の性的魅力やカリスマ性に惹かれやすい。相手は自己表現について根本的な変容を起こす世代で、個性を解き放とうとする姿にあなたは好意を抱く。ただし相手があなたをコントロールする場合も。
アセンダント獅子座のチャートルーラーは【太陽】
星読み(占星術)の12星座はそれぞれに縁が深い天体があり、「支配星(ルーラー)」と呼ばれます。
アセンダント星座に対応する支配星は、ネイタルチャート全体、つまり人生全体にとって重要な天体です(チャートルーラー)。
チャートルーラーが位置するハウスを調べると、
- 人生の方向性
- 社会とのつながり方・活躍できる分野
がわかります。
アセンダント獅子座さんのチャートルーラーは「太陽」です。