足首を回そうとしても、硬くてうまく回らないという声をよく耳にします。足首に直接アプローチする前に、周りの筋肉を揺らしてゆるめてあげることで、動かしやすくなりますよ。回していくうちに足首も自然に柔らかくなります!
足首の硬い人は、関節がゆがみやすい!?
足首が硬いと、ふくらはぎ、膝関節、股関節などに負担がかかるため、関節の歪みにつながる可能性があります。また、歩いているとき少しの段差でつまずきやすい人も、足首が硬いせいかもしれません。歩行にかかわる大切な場所である足首を柔らかくして、一生しっかり歩ける脚を保っていきましょう。
足は多くの骨で構成されており、たくさんの筋肉が複雑についているおかげで、足首を曲げる、反らす、内側にひねる、外側にひねるといった動きを可能にしています。
まずは、足の甲の骨を動かすイメージで足を揺らして足の甲や足裏をほぐしましょう。次に、足首を固定しながら、かかとを揺らし足首まわりの筋肉全体をゆるめて動かしやすい状態にします。
このステップを踏んだ後に足首を大きく動かすと、足首の回しやすさが格段に上がりますよ。
ステップ① 足ゆらし
右足を両手で包み、足指のつけ根から甲までの骨(中足骨)を動かすイメージで細かく揺らす。特に、足裏の湧泉(ゆうせん)のツボ付近は癒着しやすい場所なので丁寧にもみほぐすように揺らす。
ステップ② かかと揺らし
右足の内くるぶしを右手で覆って、左手のつけ根(手根)をかかとに強く押しつけて細かく揺らす。
ステップ③ 足首回し
右足の指と左手の指を深くからませる。右足の内くるぶしを右手で覆って、左手で右足首を大きく回す。
左足も同様に①~③を行う。
たったこれだけですが、揺らすことで硬くなっている筋肉の緊張がゆるんでくれます。最初はあまり揺れないという方も、続けるうちにほぐれて揺れるようになってきます。ほぐれると足首の動きが良くなるので是非試してみてくださいね。