肩をゆるめるには「三角筋」をほぐすとよい?
三角筋は肩をすっぽりと覆うような筋肉で、肩関節を動かす時には基本的に使われている筋肉です。前部・中部・後部に分けられ、前部は腕を前に挙げる動きを、中部は腕を横に挙げる動きを、後部は腕を後ろに挙げる動きなどを担っています。
パソコン操作をしているとき、料理や運転で肘を持ち上げているとき、ドライヤーで髪を乾かすときなど日常動作に密接に関わっているので、気付かない間に疲労が蓄積し、肩コリや肩の違和感として現れている可能性があります。
三角筋をほぐすメリット
・肩こり解消
・肩の柔軟性アップ、怪我予防
・四十肩・五十肩予防
・肩まわりの血行促進
常に使われている筋肉だからこそ、気付いた時にはストレッチなどを取り入れて不調の予防をすることが大切です。
ガチガチな肩をラクにする!三角筋ほぐし
ご紹介するポーズは、肩まわりが凝り固まっている方には少しハードに感じるかもしれません。決して無理をせず、痛いよりも心地よさが勝るできる範囲で行いましょう。1ポーズ30秒を目安に行います。
●やり方とポイント
①座って脚の裏を合わせて合せきをつくり、両腕を背中の後ろへ、指先は背中の方に向けて両手を床につきます。軽く肘を曲げて胸を開き、腕の前側をストレッチします。
②長座の姿勢から右膝を曲げ、右足の裏を左脚の外側につきます。余裕があれば右脚を倒し左膝と右膝を近づけます。右腕をあげて肘を曲げ、右手のひらで背中を触ります。右肘が横に広がらないように肘先は天井方向に向けます。左手を脇腹側から背中へ回し左肘を曲げます。余裕がある方は両手の指先をタッチするか指同士を掴みます。両肘を後ろに引くようにしながら呼吸します。
③脚はそのまま、両腕を広げて前に伸ばし、右腕が下、左腕が上になるように重ねます。両肘を曲げ背中を触ります。余裕があれば指先を天井方向に向けて手のひらを合わせます。息を吸いながら肘を上げ、息を吐きながら肘を下げます。
④反対側も同様に②③を行います。