二の腕が太くなる理由は?歳を重ねるごとに落ちづらい「二の腕」をすっきりさせる方法

暑くなる夏。ノースリーブを着たいけど、この二の腕はちょっと…と毎年ため息。なんてことはありませんか?二の腕とお腹は、痩せている人であっても年齢とともに落とすのが難しい部位。今日は、キュッと引き締まった二の腕を手に入れる方法のお話です。

 

二の腕が太い、太くはないけどたるんでいて出せない…など、二の腕の悩みは尽きません。二の腕はなぜ太くなりやすいのでしょうか?

二の腕

洋服で隠しやすい部分ですが、気にせずファッションを楽しみたいですよね。二の腕は「上腕二頭筋」という内側の力こぶの部分の筋肉と「上腕三頭筋」という二の腕の外側、いわゆる振り袖部分の筋肉の2つから構成されています。上腕二頭筋は肘を曲げる動作で使われるので日常生活で力が入りやすい筋肉ですが、反対側の上腕三頭筋は、肘を伸ばしたときに使われる筋肉で意識して動かさない限り日常生活ではお休みモードに。このお休みモードになりがちな上腕三頭筋を鍛えると、男性は筋肉のラインが出る太くかっこいい二の腕に、女性はキュッと引き締まった二の腕に近付くことができます。

上腕三頭筋

二の腕が太くなる理由は?

 

【巻き肩姿勢になっている】

胸の筋肉は上腕骨という二の腕の骨に付着していて、胸が硬くなると引っ張られることで巻き肩になりやすくなります。デスクワークや家事、姿勢の崩れから胸の筋肉が硬くなりやすく、その結果、肩が内巻きになる巻き肩の人が増えています。楽な姿勢で立ったときに、腕が身体の前方にあり、手の甲が正面を向いている場合は巻き肩である可能性が高いです。また、力を抜いた状態で肘が曲がっている場合は胸の筋肉の硬さが強いことが考えられます。鎖骨や脇の下のリンパの流れが悪くなり、脂肪が落ちづらい原因にも繋がります。巻き肩は、猫背と同じと捉えられがちですが、何が違うのかというと、肩の位置が前へとスライドし、肩が丸まった状態です。猫背は背中全体が丸くなった姿勢を意味します。そして巻き肩の場合、必ずしも骨盤にゆがみが出ているとは限らず、猫背の場合、骨盤が後ろに傾いているケースが多くみられます。このように、巻き肩だからといって必ずしも猫背だというわけではありませんが、猫背の方の多くに巻き肩が見られることもあります。

【脂肪量が多い】

普段動かすことの少ない部位に脂肪はつきやすく、落ちづらくなります。日常生活の中で二の腕を大きく動かす機会はあまりなく、二の腕の筋肉は面積が小さいので燃焼しづらいことも脂肪量が多くなってしまう原因の1つです。

【むくみ・冷え】

むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まっている状態のことを指し、血液の循環が悪くなったときに起こりやすいと言われています。同じ姿勢が続いたり、あまり動かさないことで浮腫みやすくなります。また、二の腕を触ったときにひんやりと冷えている場合は、冷えによる血行不良も考えられます。

【筋肉量が少ない】

筋肉は動かさないと落ちていきます。筋肉量が少なくなると、むくみや冷えを引き起こしてしまいます。筋肉が動くことで血液を循環させ、活動量もアップしますが、筋肉量そのものが少ないと役割を果たすことが難しくなります。腕の筋トレをすると、腕が太くなってしまうと心配になる女性は多いですが、ホルモンの関係で男性がストイックにトレーニングを行ってやっと「腕が太い」というレベルまで筋肉が発達します。女性は、適度なトレーニングで、キュッと引き締まった二の腕に近付くことができます。

胸の筋肉の硬さチェック

二の腕痩せには欠かせないのは、胸の筋肉の柔軟性です。壁を使ってチェックしてみましょう。
壁から靴1足分の距離に横向きに立ち、手の平を壁につけます。腰が反ったり背中が丸まらずに、手の平・前腕・上腕・肩をつけることができれば胸の柔軟性があるといえます。上腕~肩がつかない場合は、胸の筋肉が硬い傾向にあります。

胸の筋肉の柔軟性が高まると、肩の位置が正しい位置に戻り、二の腕が太くなりやすい猫背の改善に繋がります。今回ご紹介するすっきり二の腕を作るストレッチ・トレーニングでこまけにケアをしていきましょう。

 

すっきり二の腕を作るストレッチ・トレーニング

 

①【胸の凝りほぐし】

ほぐし

・片手をグーにして鎖骨の下をほぐします。左右満遍なく行いましょう。

②【胸を開くストレッチ】

肩甲骨寄せ

・手を後ろで組み、胸を開いて肩甲骨を寄せます。

肩甲骨

・胸を高く引き上げ、組んでいる手を持ち上げます。深い呼吸で30秒キープします。

③【肩甲骨を寄せるエクササイズ】

肩甲骨

・手を前に伸ばします。

肩甲骨

・肘を曲げ、肩甲骨を寄せます。肩が上がらないようにしましょう。この動きを5回繰り返し、最後5秒キープします。

④【脇の詰まりをとるストレッチ】

よつんばい
脇

・よつんばいから右手のひらを天井向きにして床に下ろします。二の腕に頭と体重を預け、30秒目安にキープします。反対側も行いましょう。

⑤【引き締めトレーニング】

二の腕トレーニング

・四つん這いから手を後ろに持ち上げます。手のひらは天井向きにします。

二の腕トレーニング

・さらに手を高く持ち上げます。30回繰り返し、最後5秒キープします。反対側も行いましょう。

チャイルドポーズ

・お尻を後ろへ引いておでこを床に下ろし、おやすみします。

いかがでしたか?筋トレを頑張る前にしっかりとほぐす事を意識してみて下さいね。

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