勉強してもなぜか “自分のもの” にできない人が、「ちょっとだけ変えてみる」といい3つのこと

勉強も読書もそこそこ頑張ってる。でも『身についた!』という感覚はいまひとつ……」
「真剣にインプットしたはずの知識を覚えていない……! いったいどうすれば?」

こうした悩みを抱えているなら、いつもの勉強法に “ちょっとだけ” 変化をもたらしてみましょう。ほんの少しのことを変えたり加えたりするだけで、記憶がぐんと定着しやすくなりますよ。

勉強したことを確実に自分のものにするために、ぜひ実践したい3つのことをご説明します。

  • 1.「筆記具」を変えてみる
  • 2.「読書メモの書き方」を変えてみる
  • 3.「誰かに教えよう」という気持ちを加えてみる

1.「筆記具」を変えてみる

本に書き込みをしたり、丁寧にノートをとったりしているのに、内容が頭に入りづらい……というあなた。いつも「黒1本の筆記具」で書いていませんか?

もしそうなら、筆記具をちょっとだけ増やし、色ペンやマーカーなどを取り入れてみてください。理由は次の2点です。

ひとつは、書く前に「どの筆記具を使おう?」と思考することが、記憶力アップの助けになるから。思考する回数が多いほど、脳がたくさん使われて、勉強したことを記憶しやすい状態になるのだそうです。手元に複数の筆記具を用意すれば、「これは何色で書こう?」「ここはどのマーカーで印をつけよう?」などと、脳を働かせる機会をつくれます。

もうひとつは、ビジュアルで記憶をサポートできるから。「これは赤ペンで、ノートのあのあたりに書いた内容だな」という具合に、“書いた内容” と “視覚イメージ” がセットになるので、書く際に色を取り入れるとより記憶に残しやすくなる勉強したことを「自分のもの」にするためにちょっとだけ変えるべきこと02

筆記具を複数使うことを推奨しています。「余白に気づきを書きたいから細いペンを使おう」「なるほどと思ったのでマーカーで線を引こう」などと考えながら、実際に手を動かす――こうして脳を活性化しつつ、能動的に本を読むことが、理解と記憶の強化に重要です。一般的な読書に限らず、教科書や参考書を読むときにも使えそうなテクニックですね。

ですから、これまでなんとなく黒ペン1本だけで勉強していた人は、複数の色や種類の筆記具を使ってみましょう。「この内容は青ペンで書いたぞ」「黄色のラインマーカーを引いたところだな」といったビジュアルのおかげで、より覚えやすく・思い出しやすくなるはずです。とはいえ、「どれで書こう……?」と迷ってしまわないよう、筆記具を増やしすぎないことも大切かもしれませんね。

普段の勉強に使う筆記具をちょっと増やすだけで、効果が期待できます。ぜひ、試してみてください。

勉強したことを「自分のもの」にするためにちょっとだけ変えるべきこと03

 

2.「読書メモの書き方」を変えてみる

本を読んだあとは、ノートに気づきや感想を書きためている。だけど、そのわりに知識が増えない……とお悩みですか?

それは、“読書専用” のノートをつくっているからかもしれません。読書メモの書き方をちょっとだけ変えて、なんでも書き込む普段使いのノートに、本の感想を書くようにしてみてください

なぜ、読書専用ノートではいけないのでしょう。その理由は、「めったに開かないノート」になりがちだから。本の感想を書くときしか開かないノートは、読み返す機会が少ないもの。そのため、せっかく書いた気づきや感想が記憶に残りにくいばかりか、読書メモを書くことさえ面倒になる恐れもあるのだそうです。

本の感想を書くノートに、日記やふと浮かんだアイデア、映画やテレビの感想なども一緒に書き込んで、普段使いすること。こうすれば、ノートを開く機会が自然と増え、読書メモが頻繁に目に入るので、記憶に残りやすくなると言います。本の感想を書くことを継続しやすくなる、というメリットも。

勉強したことを「自分のもの」にするためにちょっとだけ変えるべきこと04

「日付」「本のタイトル」「ひとこと」というシンプルな構成で十分だそうです。「ひとこと」を書くコツは、「どんな学びがあったかな?」と考え、自分の言葉で書くこと。

「いろいろ書くとごちゃごちゃするのでは……」と心配だったのですが、読書メモの部分をラインマーカーで囲む工夫をしたら、読み返しやすくなりましたよ。

この方法なら、感想を読み返す機会が圧倒的に増え、確実に知識量を増やしていけるはずです。あなたも、読書メモの方法をちょっとだけ変えて、本から得た知識を自分のものにしましょう。

3.「誰かに教えよう」

あれこれ工夫して一生懸命勉強しても、時間がたつと忘れてしまう……。

そんな人は、いつもの勉強に “あること” をちょっとだけ加えてみましょう。それは、「勉強したことを誰かに伝えよう」

ただ単に「覚えよう」と思って勉強するだけだと、その場ではわかったつもりになっても、時間の経過とともに記憶が薄れてしまうのだそう。

反対に、「人に伝えよう」という気持ちがあれば、脳が意識的に情報を吸収し、記憶力も高まります。たとえば、「この本を読んだら、あとでチーム内で共有しよう」という意識があれば、自然と「どのあたりの内容をどうやって伝えよう?」と考えながら読むはず。このように、覚えた情報を使う(=伝える)機会を先につくることが、勉強には有効だということです。

なお、「人に伝える」ことを難しく思う必要はなく、「家族との雑談のなかで知識を披露する」「ブログに書く」といったことでも効果はあるのだそう。もっと手軽に「SNSでシェアする」というのもよさそうですよね。

サークル仲間内で教師をしよう
実際に知識を使う機会を作るために仲間を集めて勉強会を開くことが有効です。順番に自信がない場所を担当して、教師の様にみんなに制限時間をつけて教えます。そうすることで、まとめ力が付き本当の知識が蓄積されたかが判ります。

「誰かに説明するためのコツは、「言い換え」や「まとめ」を意識すること。人に何かを説明するには、「要するにどういうことか」を “自分の言葉で” まとめ直す必要があるからです。そもそもテキストを書き写すだけでは、人に説明できるようにはなりません。

多くの東大生が、学んだことを人に説明できるそうです。つまり、東大生は教授の話やテキストの内容をインプットするためだけでなく、「いつか人に伝える」というアウトプットを意識しているといことです。

  • いつもの勉強に、「学んだことを人に教えてあげよう!」
  • 「要するに?」「言い換えると?」などを自分なりに考えながら
  • サークルで勉強会を開く

自信が付き、ポイントをまとめられ、弱点強化ができそうですよね。

 

大勢いの信頼できる仲間が待ってます

あなたも一緒に活動しませんか?

勉強したことを「自分のもの」にするためにちょっとだけ変えるべきこと06

 

 

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