暑い毎日が続くと、冷房の効いた部屋の中で過ごす時間が増え、気がつくと体が冷えていることはありませんか? そういう人は要注意。実は冬よりも夏の方が代謝が落ちやすく、キンキンに冷えたお部屋で過ごしていると冷え太りに繋がってしまうのです。痩せやすい体作りに大切な、下半身の筋肉を使ったヨガのポーズをご紹介をします。
夏は太りやすい?
基礎代謝という言葉。ダイエット本やヨガのレッスン、トレーニングジムなどでも耳にしたことがある人もいると思いますが、「意味をきちんと知らない」という人も多いと思います。基礎代謝とは私たちが生きていく上で欠かすことのできない、生命活動に必要なエネルギー代謝のこと。例えば心臓を動かしたり、消化活動のために胃腸を動かしたりなど、呼吸や心臓、体温を維持するためのエネルギー活動といった生きているだけで消費するエネルギーです。冬は気温が下がるので、体温を維持するための熱を作り出すため基礎代謝が上がりやすくなります。一方夏は、気温が高くなるので体温を維持するために必要なエネルギーが少なくなり基礎代謝が下がるのです。さらに、冷たいものを摂りすぎたり、キンキンに冷えた部屋の中ばかりで過ごしていると基礎代謝はますます下がり、血流やリンパの流れも悪くなり、食べた栄養素が消費されずに蓄積され、脂肪の蓄積や冷え太りにつながります。
冷え太りしないためには下半身の筋力アップが鍵
冷え太りにならないためのは基礎代謝を上げることが大切。その基礎代謝を上げるためには筋肉量を増やすことが欠かせません。効率よく筋肉量を増やすためには、体全体の70%をしめている下半身の筋肉を鍛えることをお勧めします。下半身の筋肉を鍛えれば、筋肉のポンプ作用によって血液循環が良くなり体も温まりますし、下半身に溜まりやすい老廃物を流してくてるのでむくみの改善にもつながります。美脚効果も期待できますね。
冷え太り予防の女神のポーズ
1.脚を肩幅の二倍くらいに開き、膝と爪先の向きを揃えて立ちます。
2.尾骨を下に向け、下腹に力を入れ背筋を伸ばします。手は胸の前で合掌。
3.息を吐きながらお尻を床と平行になるくらいまで下げます。
4.吸いながら戻ります。
5回ほど繰り返しましょう。
ポイント
・常に下腹には力を入れたまま行いましょう。
・お尻を下げるときに膝と爪先の向きは同じ向きをキープしましょう。
・内腿、腿前、お尻に力が入っているのを感じながら行いましょう。