やっかいな腰肉。「気になっているけど落とし方が分からない」「動いていてもなかなか落ちない」などとお困りではありませんか? 動く前にまず自分の状態を知り、腰周りの脂肪を落ちやすい状態にしましょう。運動なしで痩せやすい体をつくり、腰痛にも効果的な筋膜はがしをご紹介します。
あなたの腰の質はどのタイプ? 硬さチェックで脂肪の落ちやすさを知る
①立ち姿勢、座り姿勢どちらでもOK。脚は腰幅に開きます。
②腰の気になる部分をつまみます。
③つまむ場所を変えて状態を確認します。
「つまめなかった」「痛みを感じた」「つまんでもすぐに手が外れてしまった」という人は、腰まわりが硬く痩せにくい状態です。反対に、痛みなもくしっかりつまめた人は、痩せやすい状態の腰だと言えます。
腰肉の脂肪が落ちない原因は「筋膜の癒着」
- つまめなかった方は【重度】の癒着度合い
- つまんでもすぐに手が外れてしまった方は【中度】の癒着度合い
- 痛みを感じた方は【軽度】の癒着度合い
腰の肉の硬さは筋膜の癒着度合いを表しています。癒着が強いと痩せにくくなります。
そもそも「筋膜」とは
筋膜とは、私たちの体を覆う全身タイツのような薄い膜。筋肉の周りや皮膚の下に位置し、筋肉それぞれが自分の働きを行い、身体が滑らかに動くよう助ける役割があります。しかし、長時間のデスクワークや、前屈みになることが多い人は、腰周りに負担がかかり筋肉・筋膜が固まり、皮膚や筋肉にくっついてしまうのです。そのため筋肉本来の動きができず、脂肪燃焼率が低くなるため、運動をしても効果が出づらく脂肪が落ちにくくなってしまうのです。
今回注目するのは胸腰筋膜(きょうようきんまく)。背中の広背筋・お尻の大きい筋肉を繋いでいる筋膜なので、胸腰筋膜の癒着をはがすことで腰回りの動きが格段に良くなり、エクササイズの効果が上がって腰肉が落ちやすくなります!
1分でできる「胸腰筋膜はがし」
1.立ち姿勢、座り姿勢どちらでもOK。
2.腕を後ろに回し、背中の肉をつまみます。
3.つまんだ手を上下に10回揺らします。
4.2~3を場所を変えながら繰り返します。
※両手同時ではなくても、片手ずつ行ってもOKです。また、癒着が重度で「肉がつまめない」という方は、「さする」ところから始めてみてください。手の動かし方など詳細は動画をチェックしてくださいね。この筋膜はがしの後にひねりのエクササイズやトレーニングをすると、効果の違いを感じられると思います。