体が硬い人やはじめてヨガをする人にとっては、ポーズをとるだけでツライと感じてしまうことも。それは日常生活では使われていない筋肉をポーズで使うため。そこで、基本のヨガポーズに役立つゆるめの筋トレをご紹介します!
ポーズに活かせる力の入れ方を覚えよう
ヨガのポーズがツライのは柔軟性だけでなく筋力不足も原因。そこで、ヨガポーズに活かせる基礎筋力を鍛えましょう。
鍛えるのは、大腿四頭筋、菱形筋、腸腰筋、内転筋・足底筋の5つ。それぞれ前屈、後屈、開脚、バランスポーズのキーマッスルです。
「ポイントは、力の入れ方を覚えること」。各トレーニングの中で、使うべき筋肉にしっかり力が入っているか確認しながら行いましょう。逆に、そこを押さえておけば、ゆるめの筋トレで十分。動きにくくなっている筋肉を軽い負荷で刺激して、目覚めさせていきましょう。
バランスポーズに必要な足底筋を鍛える
バランスポーズでは、内転筋のほかに足の踏ん張る力も重要。これをつくるのが足底筋です。普段、足の指を使っていないと、蹴る・つかむなどの動きがしにくくなります。強くなれば、足の安定感がぐっとよくなります。
こんなポーズに必要
足指と足裏が使えると、アルダチャンドラーサナで床と空間をしっかり押せる。
バランスに強い足指と足裏をつくる
足底筋を鍛えてバランスポーズに活かせる足のグリップ力を高めましょう。足指下ろしは、親指と小指で床を押す力を養います。甲伸ばしは、足底筋を引き上げる感覚を養います。
足指下ろし
立位になり、10本の足指をすべて持ち上げ、親指だけを床に下ろす。
次に小指を下ろす。残りの3本の指は上げたまま。
最後に3本の指を下ろす。最初は動かなくても、動かそうとする意識を持って続けてみて。
甲伸ばし
1. 正座になり、両手を膝の横につく。
2. 手で体を支えながら、腹筋を使って膝を上げ、足の甲を床につける。足底を引き上げるように意識。膝の高さは低くてOK。