ダウンドッグやプランク、チャトランガダンダーサナ…。ヨガクラスでもよく登場する基本のアーサナですが、どうしても肩に力が入ってしまったり手首を痛めてしまった経験のある方も少なくないと思います。今回はそうしたアーサナの鍵となる手のポジションについて解説します。
筋力だけに頼ってない?
ヨガのアーサナ(ポーズ)を力任せに行っていると、怪我をしやすくなってしまいます。少しの意識で怪我を防ぎ、アーサナの入りやすさが一瞬で変わります。今回ご紹介する手をつくアーサナが格段に取りやすくなる鍵とは…。
手をつくポーズの鍵は『指のポジション』
例えばダウンドッグを行う時、指先のポジションについて考えたことはありますか?指先がどの方向に向いているかでアーサナの心地よさが格段に変わります。どのようにアーサナへ影響するか一緒に見ていきましょう。
●中指が正面の場合
指先から肘までの直線がやや外に開くため、この状態で脇を締めようとすると手首がやや捻れてしまい脇が開きやすくなります。
●人差し指が正面の場合
肘が内側に入りやすく、同時に脇も締まります。脇をしめたい時は人差し指を正面にしましょう。
試してみよう!
ダウンドッグを行いながら、指先のポジションを少しづつ変えてみてください。手首の感覚や脇の締まり具合、肩への力の入り方など様々なことに影響することが感じられるかと思います。小さな意識一つで身体の使い方を大きく変えることができます。
どんなアーサナで役立つの?
・ダウンドッグ
・プランク
・チャトランガダンダーサナ
・アームバランス系
などなど、取り入れられるアーサナはたくさんあります。
このようなアームバランスも、人差し指とマットの側面が平行になるよう配置するとアーサナに入りやすくなります。
いかがでしたか?
いつもの練習にたった一つ意識を加えるだけなので、今すぐ実践できます。身体の隅々を丁寧に使いながら快適なヨガライフを過ごしましょう!