同じ姿勢で作業しているとガチガチにこって固まりやすくなるのが首と肩。そのままにしておくと、肩こりをはじめ首が太く見えてしまうことも。たった1分、どこでもできる首&肩の簡単ストレッチをご紹介します。
同じ姿勢が僧帽筋の弾力性を低下させる?
「僧帽筋」には上部、中部、下部があり、首から肩にかけての上部と、背中側の腰の骨の一番上あたりまでの中部、下部と広範囲に広がっています。また上部は首や頭を支える役割があり、中部と下部は背面にあることから、姿勢を維持するのに必要不可欠な筋肉となります。「姿勢が悪いと肩こりになりやすいから」と、普段から姿勢に気をつけてる人も多いと思いますが、実は正しい姿勢でいてもその姿勢が長時間続くと僧帽筋は固まりやすくなってしまいます。そうやって固まった筋肉は、弾力性が減り、疲労物質が溜まったり血流が悪くなったり……。首こりや肩こりに繋がるほか、僧帽筋と繋がっている肩甲骨が引っ張られて猫背姿勢になってしまうこともあります。
僧帽筋の弾力性を維持して、しなやかな首&肩
姿勢が良くても悪くても首肩に悪影響があるとするならどうすればいいの?と思いますよね。一番のポイントは僧帽筋を固くしないこと 、弾力性を保つこと。弾力性があれば肩甲骨は正しい位置へ入りやすくなり、首や頭の位置も引っ張られることなく整った位置に収まります。紹介するのは、僧帽筋の弾力を復活させるストレッチ。たった1分、座ってできるので、デスクワーク中に試してみてください。
Step1
椅子に足を揃えて座り、右の手のひらを椅子側に付けるようにして肘を伸ばし、手を太ももの下へ挟みます。
Step2
頭を左側へ倒し10秒静止。左の肩を見るように首を回し10秒静止、首を左右に10秒振ったら右側も同様に行います。