美しい姿勢は、若さの最大のポイント。そして人の第一印象を決める大きな要素の一つでもあります。40代・50代になったなら、実年齢より見た目の若さを重視!今回は老けて見えがちな猫背の改善をテーマに、サクっとできるエクササイズを2つ紹介します。椅子を使って行うので体力に不安のある人でも大丈夫!早速今日から始めてみませんか?
猫背の人の特徴
背中が丸くなるだけが猫背ではありません。猫背の人に見られる主な特徴を挙げてみましょう。
●肩が内側に入りやすい
●顎・首が前に出ている
●骨盤が後ろに傾いている
●背中・腰が丸まっている
●お腹がポッコリ出ている
●お尻がたるんでいる
●まっすぐ立っているつもりでも、膝が曲がっている
いかがでしょうか?あてはまることがある人は、油断すると猫背になりやすいタイプと言えるでしょう。
猫背の人がほぐすべき部分
猫背の人は背中や腰が丸くなると同時に胸が縮んで、大胸筋をはじめとする胸の筋肉が硬くなりがちです。背中や腰をほぐすと共に、胸の筋肉を緩めることが大切です。
猫背の人が鍛えるべき部分
猫背の人の多くは骨盤が後ろに傾き、まっすぐに立てることが苦手です。そのため、姿勢保持のために必要な筋脚の付け根にある筋肉(腸腰筋)や腹筋(腹直筋)が衰えがちです。この2つの筋肉を鍛え、姿勢を整えることが大切です。
猫背を解消して若返る!椅子を使った2つのエクササイズ
固まった部分をほぐすストレッチと、衰えた筋肉を鍛えるトレーニング、2つのエクササイズを紹介します。背もたれがあり、安定感のある椅子を用意して早速やってみましょう!
1)固まった背中・胸をほぐすストレッチ
1.椅子の背もたれに手をついて一歩ずつ後ろに下がる。
2.膝を緩めながら、背中が床と平行になる位置まで下がる。
3.胸を開いて背中を伸ばします。呼吸をゆっくり繰り返し、30秒~1分キープ。
4.一歩ずつ前に歩き、元の位置に戻る。
肩や肩甲骨を腰の方に下ろし、首の後ろを楽にしましょう。腰を反らさず、肩や胸が心地よく広がるところでキープすることがポイント。
2)腸腰筋・腹直筋を鍛えるトレーニング
1.椅子に浅めに座り、両手で座面をしっかり持つ。背筋を伸ばし、膝を曲げたまま足を床から浮かせる。
2.息を吐いて膝を胸に寄せ、吸って体から離す。
3.呼吸と共に10回程度繰り返す。
腸腰筋を使い、しっかり胸に膝を寄せることがポイント。腰が反れないように、お腹を引き入れる意識をしながら行いましょう。疲れてくると腰が反れ、腹直筋をしっかり使うことができません。途中で腰が反れていることに気づいたら、無理せずにお休みしましょう。余力があれば、膝を曲げたまま、足を床ギリギリまで下ろしてみてください。負荷が大きくなるだけ、効果も大きくなりますよ!
普段から姿勢を意識した生活を!
姿勢の乱れは、日常生活における無意識のクセや、ちょっとしたことの積み重ねにより起こるものです。エクササイズを取り入れることはもちろんですが、無意識にやってしまう悪い癖を手放すこと、普段から姿勢を意識して生活することも忘れないようにしましょう。見た目が若くなると気持ちも確実に若くなります。見た目だけでない、本当の意味での若返りになるはずですよ。