お尻の形がどんな形か気にしていますか?年齢を重ねるに従い、また出産経験や運動不足により、お尻の筋肉が衰えて横に広がったり、下に垂れてしまいやすくなります。お尻の肉が弛み、重力に引っ張られ下に落ちること、脚とお尻の境目がなくなってしまうことは「仕方がない」と諦める前に!重力に負けない上向きお尻を手に入れるためのヨガポーズを紹介します。
垂れたお尻は中臀筋を鍛えることで形を変えられる!
普段、自分の体の背中側は、自分で見ることが出来ません。けれど、ふとした瞬間…例えば、ショーウインドウに映った自分のお尻を見て、若い頃とは違っている!と愕然とするかもしれません。でもそのお尻、お尻の上側の中臀筋という筋肉を鍛えれば、上にしっかりと引っ張られ、丸い上向きの形に変えることが出来ます!
あなたの中臀筋は弱っていないかチェックしてみましょう。以下で、当てはまる項目はありますか?
→座り姿勢が多く動かない
→脚を組んで座る
→座っている時の骨盤の傾きが悪い(前後傾している)
→歩く時お尻を振ってしまう
→片脚立ちが出来ない
→階段を使わずエスカレーターエレベーターを良く使う
→腿を上げずに歩く
→スカートがくるくるまわる(前後が変わる)
→お尻の左右の高さが違う
この特徴に当てはまる方、中臀筋が衰えてお尻が垂れてきているかもしれません。
中臀筋はお尻のお肉を上に引っ張る筋肉
中臀筋は骨盤の外側上部から始まり、大転子と呼ばれる腿の骨の上部についている筋肉です。そして、大部分は大臀筋と呼ばれるお尻の真ん中の筋肉に隠されていますが、内側でしっかりと脚を支えている筋肉です。この筋肉が衰えると、片脚で立つことが困難になったり、体が常に傾いてしまうデュシャンヌ徴候やトレンデレンブルグ徴候と呼ばれる現象になってしまうこともあります。
また、お尻の筋肉は心臓よりも下なので、身体の血流を上に流す役割も持っています。お尻の筋肉の動きが悪くなると、下肢がむくみ、エネルギー消費が悪くなるとも言われています。
ヨガポーズ「アナンターサナ」で中臀筋にアプローチ
このポーズはヴィシュヌ神という神様が、アナンタという蛇の上に寝転がっている時のポーズです。真っ直ぐに横たわっていることを意識して、頭、肩、脚まで真っ直ぐに横たわっていきましょう。
動作自体は簡単で、脚をあげるだけ。ポイントを抑えながら、動いていきましょう!
ウォーミングアップ
・手のひらは下向き、下の肘でも床を押して体を支えます。
・上の脚を上下にパタパタ上げ下ろしします(痛くない範囲で膝を伸ばします)。
*お尻の横のあたりに効いていればOK。足が前に出たり後ろに下がっているとお尻の横に効きません。
アナンターサナ
ウォーミングアップでお尻の横の筋肉を使ったら、ヨガポーズに入っていきましょう。
やり方:
上の脚の膝を曲げます。指をピースの形にし、2本の指で上の足の親指をすくうように持ちます。
・痛くないところまで膝を上に伸ばします。(どうしても膝が痛い場合はタオルなど足裏にかけて伸ばします。)
身体が前後に倒れやすいので、下の手と肘でしっかり床を押します。
深い呼吸を3〜5呼吸キープします。