クリスマス、忘年会、帰省…など、なにかとお金のかかる年末も目前。少しでも節約したいなら、家計の大きなウエイトを占める食費の削減が重要です。
そこで大きな役割を担っているのが、便利な「鶏胸肉の冷凍ストック」の存在。
鶏胸肉の冷凍を、とことん使い回す!
前日に冷蔵庫に移して自然解凍すれば、すぐ使えて便利です。
【鶏むね肉冷凍のつくり方】
(1)肉を用途ごとに切り分ける
鶏胸肉は大きめのそぎ切り、小さめのそぎ切り、ひと口大と、よく使う大きさに切り分けます。
(2)1回分ずつ保存袋へ
切った肉は1回に使う目安の約200gごとに冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫へ。ゆで鶏は1枚ずつ保存。しっかり小分けすることで、ムダづかいを防止します。
200gずつ冷凍
200gの鶏胸肉を平らにならして冷凍。
●“大きめのそぎ切り冷凍”の活用法
鶏胸肉を大きめのそぎ切りにしたら、肉200gに酒、片栗粉各大さじ1をまぶして冷凍します。
「冷蔵庫で自然解凍し、牛薄切り肉や豚ロース肉の代わりに、すき焼き風や照り焼きに使います」
片栗粉をまぶせば、かたくなってしまうのを防げます。
●“小さめのそぎ切り冷凍”の活用法
炒め物や煮物など、オールマイティーに活躍するのが小さめのそぎ切り。
「火がとおりにくい鶏肉ですが、この大きさならあっという間に加熱完了。冷蔵庫で自然解凍し、鶏ジャガ、甘辛炒め、バター炒めなど、さまざまな料理に使い回します」
●“ひと口大冷凍”の活用法
ごろっとした食感が欲しいときや、ボリュームを出したいときに重宝。冷蔵庫で自然解凍してから使用します。
「おもに炒め物に使いますが、酢鶏やカレーなどの煮物にも便利。エビやホタテなど、魚介類の代わりにも活躍します」
●“ゆで鶏&ゆで汁冷凍”の活用法
棒々鶏やピカタ、サラダなどに便利なゆで鶏は、鶏胸肉2枚分をつくって1枚ずつゆで汁と一緒に保存。使用時は冷蔵庫で自然解凍します。
「ゆで汁はスープに使えるから、このストックひとつで2品が完成するんです」
【ゆで鶏のつくり方】
鍋に水1リットル、長ネギの青い部分1本分、ショウガひとかけを入れて火にかけ、沸騰したら鶏胸肉2枚を入れてフタをします。
3分ほどゆでて余熱で火をとおします。