疲れを感じていませんか?
昨今、外出自粛や在宅勤務によるスマートフォン・ パソコンの使用時間の増加によってオンラインを活用した「新しい生活様式」へ変化し、孤独感やストレスを感じたり、目の疲れによる不調を抱える人が増えているようです。長時間のパソコンワークが続くと、頭の芯の方が重く、疲れを感じるようなことがありますよね。脳に送られる情報の約80~90%は視覚によるもので、脳の働きの多くは「見る」ことに費やされるため、目の疲れが脳の疲れにとってかわるようになり、頭痛や肩こりを引き起こしやすくなります。日常のなかで、さまざまな我慢や不安を抱えてストレスフルになっていませんか。そんな時こそ、ココロとカラダの疲れを解消していきましょう。
眼の疲労緩和をサポートする食べ物は
私たちヒトは、日々、紫外線や活酸素からダメージを受けますが、食べ物から体内に抗酸化成分をとりこむことによって酸化ダメージから身を守っています。植物は紫外線や外敵から身を守るために、抗酸化物質を作り出す力を自然とそなえています。そこで、眼の疲労を緩和する機能を持つ食べ物を取りいれていきましょう。
まず、おすすめな食材は、ブロッコリーです。ブロッコリーは、ブルーライトなどの光から目を守り、コントラストの感度をあげてくれる”ルティン”を含んでいます。また、目の粘膜を作る働きのあるビタミンCや目の粘膜の機能を保つビタミンB2、ビタミンAなど、目によいと言われている栄養素が多く含まれています。
次におすすめな食材は、アントシアニンというポリフェノールを含むブルーベリー、紫芋、黒豆です。アントシアニンというポリフェノールには、網膜に栄養を運ぶ毛細血管の働きをよくして、疲れ目や視力の低下予防が期待できます。
“食べる瞑想”でココロとカラダを整えよう
日常生活の中の食事をする時間=食べるという行為で、ココロとからだを整える習慣をつけていくことも大切です。最近よく耳にする、「マインドフルネス」という言葉ですが、これは、「マインド(心、頭、内面、精神)で満ちた状態」を意味し、ストレス対処法のひとつとして注目されています。
目を閉じ、深く呼吸することによって意識を自分に集中させ、自分のからだや気持ちの状態に気づき、自己コントロール能力を高めることができ、「心のエクササイズ」とも呼ばれています。ストレス軽減効果やリラックス効果、疲労回復、集中力がアップするなどの効果を感じられます。
食べるという行為は、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感のすべてを使います。「今、ここ」で起こっていることを観察するのに適しています。テレビを見ながらや、スマートフォンを側に置きながら、といった「ながら行為」をやめて、「食べること」の瞬間に意識を向けましょう。食べ終わったときに心が整い、自分が「今、本当に食べたいもの」を選択できるようになります。食べる行為の時に行う「食べる瞑想」を日常生活に取り入れると、時間をかけてゆっくりと味わいながら食べると、少量でも満足感が得られやすくなります。その満足感が与えられるということは、食生活の乱れがなくなり、結果的に、食べ過ぎを予防したりダイエットにもつながっていきます。
食べることに集中することで、自分自身でココロを整えていける習慣を身につけていきましょう。