梅雨の時期は体が重い、気分が乗らないなど、心身の「重さ」を感じやすいのではないでしょうか?こうした不調を予防、緩和するために取り入れてみたいヨガポーズをご紹介します。
梅雨だるの原因
梅雨の時期は低気圧が続き、体をお休みモードに導く副交感神経が優位になりやすいものです。リラックスを促す副交感神経が優位になるのは良いことのように感じられるかもしれませんが、過度なリラックス状態は体のだるさ、気力の低下につながります。活動モードの交感神経の働きをある程度高めて自律神経のバランスを取ることが大切です。
雨が続くと湿度が上がるため体内に水分が溜まりやすくなり、何となく体が重い感じがしてきませんか。体を動かすのがおっくうになり、その状態が続くと血行不良や体の冷え、基礎代謝の低下を招いてしまいます。
どんなヨガポーズを取り入れたら?
こうした時期には次のようなヨガポーズを取り入れて気力、血流、代謝のアップを心がけてみましょう。
・気持ちを前向きにする
→胸を開くポーズ
・血流を促す
→第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを使うポーズ
・代謝をアップさせる
→体幹を働かせるポーズ
コブラのポーズ
●ポイント
後屈のポーズは、腰を反らせてポーズをとろうとすると腰に負担をかけてしまいます。胸を開く(体の前面を広げる)ことに意識を向けてみましょう。
ハイランジ
●ポイント
上半身はコブラのポーズのように胸を開きます。目線を上げると気持ちもより前向きに。ふくらはぎを働かせて、足にたまりがちな血液を心臓へしっかりと送り届けて血流の改善だけでなく、下半身のむくみの解消の効果も期待できます。
椅子のポーズ
●ポイント
ひざを曲げてポーズをホールドするため、下半身の引き締めが主な効果のように感じますが、実際には下半身以外にも、背中を広く覆う筋肉や腹筋など、体幹も使うことで全身を安定させるポーズです。
体が重くて気分もさえない、気分がさえないから体を動かすのが面倒に感じる…といったように、心と体はつながっています。心身のメンテナンスにヨガポーズで体を動かすことを取り入れて、心身ともに軽やかに過ごしていきたいですね。