たるんだ太ももを引き締めたい、もっと痩せたいと願う人は多いと思います。一般的な対処法であるキツい筋トレや激しい有酸素運動をしなくても、ヨガのポーズでも太もも痩せに効果が期待できます。今回はそんな太ももが太くなってしまう主な原因や改善のためのヨガポーズについて紹介します。
太ももが太い、たるむ…その原因は?
1.筋肉の減少
運動で体を動かす機会が少なくなると、筋肉は徐々に衰えていきます。筋肉量が減ってしまうと、たるみが出て太ももの形がだらしなくなるだけでなく、基礎代謝量が低下して太りやすくなってしまいます。
2.むくみ
水分や老廃物は脚にたまりやすいです。長時間座ることの多い生活などで運動不足が続けば血流が悪化し、下半身の血液を心臓に戻すポンプの働きが鈍くなり、むくみが発生しやすくなります。
3.過食
食べ過ぎによるカロリーオーバーで、人によっては下半身から真っ先に脂肪がついてしまう人もいます。体を動かすことで消費するカロリーよりも、食べて蓄えたカロリーの方が多い場合脂肪が蓄積してしまいます。そのため、あまり運動しない日の食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
脚痩せのために必要な運動法は?
1.ストレッチ
ストレッチは動かさないでいて硬くなってしまった筋肉を柔らかくし、血流を促進させてくれる効果があります。そのため痩せ効果も高まります。可動域が上がるため硬いまま行うよりも筋トレの効果が期待できます。
2.筋力強化
筋力の衰えは基礎代謝量を減らしてしまうため、カロリーを消費しにくい体になってしまいます。それを防ぐためにも筋力を衰えさせない運動を継続していくことはとても大切です。
太もも痩せに!柔軟性アップと筋力強化もできるヨガポーズ
きつい筋トレや有酸素運動を無理して頑張らなくても、基本的なヨガポーズの練習を繰り返していくだけで運動初心者さんでも脚痩せ効果が期待できます。今回は、そんな太もものアプローチが多い簡単なヨガポーズを3つ紹介します。
1.ハイランジのポーズ
効果:太もも前側、裏側、お尻の強化及びストレッチ
・まっすぐ立った姿勢(山のポーズ)から片脚を大きく後ろに引き、つま先を立てる。
・正面を見たまま前の脚の膝を90度に曲げて、体の重心を左右の脚の真ん中で保つ。
・肩がすくまないように両手を耳の真横から上げ、30秒ほどキープ。
※反対脚も同様に行う。
2.戦士のポーズ2
効果:太もも前側、内側の強化及びストレッチ
・まっすぐ立った姿勢から、手首の下に足首がくるくらい片脚を大きく前に踏み出し、膝を90度に曲げる。
・骨盤の向きを真横にして、両腕は肩の真横で一直線上に伸ばし手のひらは下に向ける。
・反対の脚は膝を伸ばしたまま、つま先をやや内側に向け足裏は地面にしっかりつける。上半身の重心は脚の真ん中にする。
・最後に視線は90度に曲げた脚側へ横一直線上に向け30秒ほどキープ。
※反対脚も同様に行う。
3.三角のポーズ
効果:太もも前側の強化、太もも外側と内側の強化及びストレッチ
・両腕と両脚を大きく開いて立つ。片方のつま先を真横に向けて、もう片方のつま先は正面よりやや内側に向ける。
・視線は正面のまま、真横に向けたつま先の方向に股関節からゆっくりと上体を倒す。床側の手はすねか足首、もしくは甲につき、反対側の手は天井に向かって真っ直ぐ上に伸ばす。
・最後に視線を上の手に向け、そのまま30秒ほどキープ。
※反対脚も同様に行う。