ふと鏡を見た時に、体重が増えたわけでもないのに、あごの周りがもたついていると感じる……そんなことはありませんか?二重あごになる原因と対策についてのお話です。
二重あごになりやすい原因
肥満
皮下脂肪に加え、老廃物がたまると肥満に繋がり、二重あごの原因になります。食事の管理や適度な運動が大切です。
むくみ
食べ過ぎや飲み過ぎなど、塩分や糖分のとり過ぎによってリンパの流れが滞り、老廃物が体外にうまく排出されなくなることで、むくみが生じます。バランスの良い食事を心がけ、慢性的なむくみにならないようにしましょう。
筋力低下
年齢とともに二重あごが目立ってくるなら、筋肉の低下によるたるみが原因かもしれません。マスクをしていても、口角を引き上げる、表情筋を動かすことなどを心掛けましょう。
姿勢の悪さ
あごを突き出した姿勢が習慣化すると脂肪がたまりやすく、皮膚もたるんで二重あごになりやすくなります。ふだんから背すじを伸ばして肩を開き、少しあごを引いた姿勢を意識しましょう。
二重あごを防ぐ「胸鎖乳突筋」
二重あご改善のカギとなる筋肉は、胸鎖乳突筋です。胸鎖乳突筋は、後頭部から耳の後ろを通り、鎖骨に繋がる筋肉で、主に首を動かす働きをしています。そのため、下を向く姿勢が長くなると胸鎖乳突筋が硬くなり、スムーズに首を動かすことができなくなります。そして、首コリや肩のコリに繋がることもあります。首回りのコリは血流やリンパの滞りの原因になるため、それが原因で顔のむくみやたるみを引き起こし、二重あごになってしまう可能性があるのです。
【胸鎖乳突筋ストレッチ】
①両手を頭の後ろにまわし、背筋を伸ばしたまま、あごを鎖骨に近づけるように頭を前に倒します。そのまま30秒キープしましょう。
②斜め下方向も同様に、30秒キープします。左右行いましょう。
③両手を鎖骨に当て、あごを天井方向へ引き上げます。30秒キープしましょう。
④顔を正面に戻したら斜め後ろに頭を倒し、30秒キープします。左右行いましょう。
⑤頭を横に倒し、手で軽くこめかみを引っ張ります。30秒キープし、左右行いましょう。
【コブラのポーズ】
うつ伏せになり、脚を腰幅に開き、両手を肩の下につきます。手で床を押しながら上体を起こし、胸を引き上げます。目線は斜め上を見上げ、30秒キープします。※肩が上がったり、脇が開かないように注意しましょう。
【ラクダのポーズ】
①脚を肩幅に開き、つま先を立てて立て膝になります。両手を腰に添え、お腹を絞めたままおへそと前腿を前に押し出します。肩甲骨を寄せ、胸を高く引き上げます。
②余裕があれば片手ずつ手をかかとに添え、さらに背中を反らします。30秒キープしましょう。
③お尻を脚の上に置き、おでこを床につけてリラックスします。1分キープしましょう。