第4ハウスは「家庭・自分の居場所の室」とも言われています。

このハウスは、生まれ育った環境や生活、家庭などについてあらわしています。

また、自分の居場所をあらわすこともあり、住まいなど自分の基盤となる場所、心の安らぎに繋がる物事や仲間などにも関わっています。

第4ハウスの天体を読み解くことで、自分の家庭環境についてや、家族や仲間との関わり方を把握できるでしょう。

そして「ここに帰ると元気になれる」という自分のホームとなる場所を作り上げるための手がかりを得られますよ!

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複数の天体がハウスにある場合は、そのハウスが象徴する方向性や意味、特性がその人によって重要なテーマであるということを示しているのです。

複数の天体が入っているハウスでは、あせらずそれぞれの天体ごとの意味をひとつひとつ読み解いていくこと。

ホロスコープの第4ハウスには天体が入ってない時。

一部のハウスに天体が入っていないことは、珍しくない。天体が入ってないからといって、そのハウスが不幸だとか平凡以下という意味ではない。

むしろ、天体が入っているハウスは、そのハウスのテーマについて取り組もうと生まれてきたというくらいに受け止めてもらったらオッケー。

第4ハウスに「太陽」がある人【ホームがあるからこそ頑張れる!】

太陽第4ハウスの太陽は、安らげる環境が人生を発展させるポイントになることをあらわしています。

太陽は人生の方向性や自分らしさを司る天体。

第4ハウスに太陽がある人は、大切な家庭や身内の存在があるからこそ、前向きに頑張れるタイプです。

自由に自分らしく生きようと望みますが、どんなことをするにも、まずは安心して過ごせる場所が必要だと考えます。

心地よく過ごせるよう住まいの環境を整え、家族や仲間など自分を取り巻く人を温かく包むように大切にしていくのです。

自分が安心できる居場所を持ち、守りたい存在がいることで自分の力を発揮できるので、家など生活の基盤となる場所を仕事の拠点にする可能性もあります。

社会の表に立って仕事をするというよりも、家で仕事をする人も多いようです。

家族と過ごす時間を楽しんだり、親しい人達と集まって和やかに食事をしたり、心温まる時間が自分らしい人生を発展させるポイントとなるでしょう。

第4ハウスに「月」がある人【プライベートの充実が心の栄養】

月第4ハウスの月は、家庭や仲間が心の安定に繋がることをあらわしています。

月は感情や心を司る天体。

第4ハウスに月がある人は、家族や親しい仲間の存在、安らげる自分の居場所が心を安定させてくれます。

基本的に家が大好きで、家族や仲間に囲まれた環境に心地よさを感じる人が多いようです。

そのため、1人暮らしは寂しさから気持ちが不安定になりがち。

仕事が忙しい時や、家族との時間を犠牲にするような場面ではストレスを強く感じやすいでしょう。

家でゆっくり過ごす時間を大切にし、プライベートを充実させることが心の元気に繫がり、モチベーションも上がります。

また、感情が乱れると生活にも乱れが見えることもあるようです。

心の安定のためには家族や心を開ける仲間が不可欠。

傷ついた心を回復するためにも温かい家族や仲間の存在を必要とします。

穏やかで安定した生活を望むタイプと言えるでしょう。

第4ハウスに「水星」がある人【自分の居心地よい場所を広げて行動】

水星第4ハウスの水星は、自分にとって居心地のよい場所を広げていくことをあらわしています。

水星は、知性と情報、コミュニケーションを司る天体。

第4ハウスに水星がある人は、のびのびとした環境で能力を発揮していく傾向にあります。

家のように居心地のよい自分の場所をどんどんと広げ、プライベートを充実させていくのです。

子供の頃は、親戚の家や友達の家へ頻繁に遊びに行ったり、外で遊ぶ時に出会った近所の人と仲良くなったりする傾向にあります。

フットワーク軽く行動し、家以外にも自分の居心地のよい場所をどんどん広げる力の持ち主。

誰かとにぎやかに過ごすことを好むため、にぎやかな家庭を築きたいと願うでしょう。

また、狭い場所や堅苦しい人間関係は苦手と感じるタイプ。

快活に自分の能力を発揮できる自宅で仕事をする人も多いようです。

仕事もプライベートも、のびのびできる環境作りが重要な鍵となるでしょう。

第4ハウスに「金星」がある人【家族との楽しく豊かな時間を大切にする】

金星第4ハウスの金星は、家族との楽しく豊かな時間を大切にすることをあらわしています。

金星は、愛と調和や美しさを司る天体。

第4ハウスに金星がある人は、穏やかで温かい魅力を持っています。

家庭を楽しく心地よい環境にすることに優れており、インテリアやガーデニング、料理に凝る人が多いようです。

人をもてなし、喜ばせる才能を持っています。

家族との時間、楽しく本質的に豊かな暮らしを大切にする傾向にあります。

また、家族からはもちろんですが、年上の人から可愛がられ、年下の人からは憧れの目線で慕われるなど、周囲から愛され親しまれやすいでしょう。

家族や気の合う仲間から、人生を楽しむことへの影響を受ける場面が多いようです。

家族には甘えがちな一面もあるでしょう。

「もっと自立しなければ」と悩むこともあるかもしれません。

しかし、自分が子を持つなど保護者的な立場になる機会を通じて、自立心を育て、家族や親しい人を守ろうとする強い心を育てていくでしょう。

第4ハウスに「火星」がある人【家庭でエネルギッシュになる!】

火星第4ハウスの火星は、家庭や自分の居場所でエネルギッシュになることをあらわしています。

火星はエネルギッシュな行動力を司る天体。

第4ハウスに火星がある人は、家庭や安心して素の自分を出せる場所でエネルギーを活性化させる傾向にあります。

外では大人しいけれど、家では活発な内弁慶タイプの人が多いようです。

活気があり、にぎやかな家庭を望みます。

感情表現が激しい一面もあり、家族に感情をぶつけたり、口論になったりしやすいでしょう。

しかし、必ずしも悪いことではなく、本気で家族と向き合う姿勢での口論が多く、家庭に活気をもたらすこともあるのです。

また、家族や仲間、居心地のよい場所に依存せず、精神的かつ経済的に自立心を持ち自分のベースとなる基盤を作っていきます。

1人暮らしをすると、自分の中に芽生えた自立心をうまく育てることができるでしょう。

第4ハウスに「木星」がある人【自分の居場所から豊かさを得る】

木星第4ハウスの木星は、自分の居場所から豊かさを得ることをあらわしています。

木星は拡大と発展、豊かさを司る天体。

第4ハウスに木星がある人は、家族や故郷、自分が安心できる居場所を心から大切にします。

家族や故郷を愛する気持ちが、心の安定にも繋がっているのです。

家族からの恩恵を受けやすい特徴もあります。

自分の居場所が心地がよく、豊かさも得られるので、自立に時間がかかる人が多いようです。

身内を大切にする一面が、自分では気づかないうちに「身びいきだ」と周囲に思われることがあるかもしれません。

豊かな感情の持ち主でもあるので、四季の変化を感じられる自然の多い環境で暮らすと、幸せを感じられるでしょう。

第4ハウスに「土星」がある人【安定した家庭環境を望む】

土星第4ハウスの土星は、安定した家庭環境や生活への苦手意識をあらわしています。

土星は忍耐と努力を司る天体。

第4ハウスに土星がある人は、安定した家庭や自分の居場所を築くことを望むタイプです。

コツコツと着実に、安定した自分の基盤を作ろうと行動するでしょう。

また、土星は、制限や抑制をあらわすこともあります。

そのため、第4ハウスに土星があると、厳しいしつけや窮屈な生活、居心地の悪い家を示すことがあります。

親に将来を過剰に期待されたり、厳しくしつけられたりする家庭環境であることも多いです。

家族に遠慮してしまったり、なかなか本当の気持ちを言えなかったり、甘え下手な人が多いようです。

若いうちは家を出て1人暮らしをすると良いでしょう。

視野が広がり、今まで気づかなかった自分らしさにも気づけそうです。

晩年は家に戻り、家を守る人が多いでしょう。

第4ハウスに「天王星」がある人【自由気ままなライフスタイル】

天王星第4ハウスの天王星は、自由気ままなライフスタイルをあらわしています。

天王星は改革と独立、個性を司る天体。

第4ハウスに天王星がある人は家庭や自分の居場所に自由を求めるタイプです。

「一般的な普通の家庭」という枠にはまらない自由な家庭環境で育つ傾向にあります。

親の転勤などで引っ越しが多かったり、家族が別々に暮らしていたり、自由で個性的な環境に身を置く人が多いようです。

また、自分の周囲にあるしきたり、地域の昔からの決まりごとに苦手意識を抱きやすいです。

自由気ままなライフスタイルを望むので、時代に合わせて変化していく都会での暮らしが合っているかもしれません。

ずっと同じ場所に留まらず、転々と移住する人も多いようです。

自由な環境が心の安定に繋がるでしょう。

第4ハウスに「海王星」がある人【家庭に理想を描く】

海王星第4ハウスの海王星は、家庭に理想を抱くことをあらわしています。

海王星は感性や直感、イメージを司る天体。

第4ハウスに海王星がある人は、家庭に夢や憧れを持つ特徴があります。

家や自分の居場所、家族や仲間、心地よくいられるために様々な理想を描きます。

理想とのギャップに悩むこともありますが、理想の環境を求めてイメージを描き続けるでしょう。

また、自分の居場所の境界線が曖昧になりやすい特徴もあります。

親しい友達の部屋が居心地がよくて居座ってしまうこともありそうです。

他人のプライバシーを意識してみると良いでしょう。

また、自分の踏み入れられたくない物事や場所をはっきりさせておくことが大切です。

安定した自分の基盤を築くポイントになるでしょう。

第4ハウスに「冥王星」がある人【家庭環境の変化が転機!】

冥王星第4ハウスの冥王星は、家庭環境の大きな変化が転機になることをあらわしています。

冥王星は破壊と再生、変容を司る天体。

第4ハウスに冥王星がある人は、家庭や自分の居場所の大きな変化を受けながら、成長していく傾向にあります。

家族との死別や、仲間との関係が崩れたことによって居場所を失うなど、心の底に消えない記憶となって刻まれる大きな変化を経験するかもしれません。

一見、辛い経験と感じるかもしれませんが、自分が大きく成長できるきっかけとなります。

家庭環境や仲間との関係など、自分の居場所が大きく変化した時が転機となり、人生を発展させていくことができるのです。

変化を乗り越えることで、自立心を高め、安定した自分の居場所を築いていけるでしょう。

【まとめ】家庭や自分の居場所を自分らしく築こう

第4ハウスに各天体が在室する場合について解説しました。

自分の居心地の良い場所や、家族や仲間との関わりについて、改めて気づいたこともあったのではないでしょうか。

第4ハウスとは、家庭、家族や仲間、安らぎを感じられる自分の居場所などをあらわす場所でしたね。

家庭での過ごし方、自分の居場所の作り方、家族や仲間との関わり方のヒントにしてみると良いでしょう。

それぞれの天体の特徴や性質をしっかり把握しておくと、より深く自分自身を理解できます。

自分を知り、本質を発揮していくことで、自分らしい人生の発展に繋げていけるでしょう。

第4ハウスに天体がある人は、その天体の影響を理解して、自分の家庭や安らげることにどんな影響や性質として現れるのかを読み解き、これからの自分の基盤となる居場所をどう築いていくかが重要な課題。