ディセンダント(DSC)は他者との関わり方を表します。

あなたと縁のある人物像や他者からどんなことを学べるなどの傾向を知ることができます。

ディセンダントの意味や12サイン別の特徴を詳しく解説します。

ディセンダント(DSC)はホロスコープで天体が沈む地点を表す

ディセンダントは、第6ハウスと第7ハウスを分けるラインにあります。

太陽や天体やサインは毎日東から昇って西へ沈むという動きを繰り返しています。

ホロスコープ上では、この太陽やサインが沈む西の位置がディセンダントにあたります。

ディセンダントの反対側の太陽やサインが昇る東の位置をアセンダントと呼びます。
 
ホロスコープはあなたが生まれた瞬間の宇宙の星の配置を表したものです。

ホロスコープでディセンダントが指し示すサインは、あなたが生まれた瞬間に西の空に沈もうとしていたサインということになります。

 

ディセンダント(DSC)は他者との関係性を表す

アセンダントはあなたの第一印象や、周囲に見せている表向きの顔を表していました。

一方、ディセンダントは、あなたがどのように人と関わっていくかを表しています。

また、ディセンダントが示すサインの人と知り合い、その人との関係性の中であなたが学んでいくことが示されています。

アセンダントのサインが自分の性質を表すとすると、その対極に位置するディセンダントのサインを持つ人物は、自分が足りない部分を補ってくれる人物でもあります。

人は、自分と違う性質を持つ人との出会いを通して、成長したり、魂を磨いたりしていきますよね。

そのため、ディセンダントのサインを見ると、どのような人と縁があるのか、その人からあなたが学ぶことは何かを知ることができます。

出会う人物は、恋愛相手、ビジネスパートナーなどさまざまです。

例えば、ディセンダントのサインが山羊座の場合、学びを得た講師が太陽サイン山羊座の人ばかりだったケースなどが考えられるでしょう。

また、ディセンダントは「社会デビュー」を意味する7ハウスに属します。

自分のディセンダントのサインを持つ人がパートナーになると、パートナーの力によって社会的に活躍しやすくなります。

ディセンダントのサインを持つ人は、自分が持つ性質とは反対の性質を持ちます。

お互いに補い合うことができたり、相手のサインに示されるような性質を獲得していくことで、あなた自身の活躍の幅が広がることが予想されます。

自分のディセンダントのサインを太陽サインに持つ人とはお互いに補い合ったり、反対の性質だからこそ学ぶことが多い関係ってことです。

 

それでは、ディセンダントに入っているサインから、あなたが人との関係性に求めるものをお伝えしていきましょう。

ご自分のホロスコープでディセンダントが示しているサインを確かめてみてくださいね。

 

【12星座別】ディセンダント(DSC)の特徴を解説

ディセンダント(DSC)のサインは、具体的にどのような人物との出会いや学びを得るのでしょうか。サイン別に解説します。

【ディセンダントが牡羊座】自分の情熱のままに進むことを学ぶ

ディセンダントが牡羊座の人は、アセンダントが天秤座です。

天秤座は客観的に物事を見ることができる良さがある一方で、クールで冷静にふるまいすぎてしまうことがあります。

そんな自分を窮屈に思ってしまうときもあるでしょう。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ牡羊座から学ぶことが多いでしょう。

牡羊座は、無邪気でエネルギッシュな性質。忖度を嫌い、自分の心に素直な気質を持っています。行動する瞬発力は抜群です。

ディセンダントが牡羊座の人は、牡羊座のような性質をもつ人たちと関わることによって、自分の情熱を呼び覚まし、時には大胆に行動できる勇気や思い切りの良さを得ることができるでしょう。

自分の本心に正直にふるまう牡羊座の様子を見て「周囲との調和も大切だけれど、自分らしく自由に生きてもいいのだ」と学べるはずです。

【ディセンダントが牡牛座】現実的な豊かさに目を向ける大切さを学ぶ

牡牛座

ディセンダントが牡牛座の人は、アセンダントが蠍座です。

蠍座は自分や他人の心の奥深にある気持ちを感じ取ることができますが、それにとらわれ過ぎてしまう傾向があります。

家に引きこもり、0か100かという思考になり、物事を悪いほうに考えるスパイラルに陥ってしまうかもしれません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ牡牛座から学ぶことが多いでしょう。

牡牛座は、現実の豊かさや美しさを大事にする性質です。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感に優れ、心地よいことが大好き。

美味しい食べ物やアロマなどの良い香りを求め自分の中の充実感をとても大切に扱います。

ディセンダントが牡牛座の人は、牡牛座のような性質をもつ人たちと関わることによって、ネガティブモードから脱出し、自分を慈しむ大切さを知ることができるでしょう。

この世のすばらしさを堪能する牡牛座のふるまいを見て、「物事を深く考えることも大事だけれど、ときには顔を上げて現実の豊かさを感じよう」と学べるはずです。

【ディセンダントが双子座】フットワーク軽く情報を得ることを学ぶ

ディセンダントが双子座の人は、アセンダントが射手座です。

射手座は理想主義で、宗教や哲学など専門分野を極めるような勉強熱心さがあります。

しかし考え方が特定の分野に偏りすぎて、物事をフラットに見れなくなってしまうことがあります。

非常に賢い人物であるのに、現実で自分の素質を活かしきれないときがあるかもしれません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ双子座から学ぶことが多いでしょう。

双子座は、さまざまな分野の知識や物事をフラットに吸収することができます。

フットワークが軽く固定概念を持つことも少ないため、最先端のトレンドや研究情報などを手に入れます。

ディセンダントが双子座の人は、双子座のような性質をもつ人たちと関わることによって、専門知識を活かしながらもニュートラルに情報や物事を選択できるようになるでしょう。

あちこちのセミナーや講座に顔を出して、必要な情報を得る双子座のふるまいを見て、「深く知ることばかりにとらわれず、もっと気楽に、自分の知りたいことを学んでいこう」と思えるはずです。

【ディセンダントが蟹座】家庭的な優しさを学ぶ

蟹座

ディセンダントが蟹座の人は、アセンダントが山羊座です。

山羊座は責任感が強く、社会的な役割を全うしようとしますが、ときに打算的になってしまうことがあります。

仕事一辺倒であったり気真面目すぎる自分を嫌になるときもあるかもしれません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ蟹座から学ぶことが多いでしょう。

蟹座は、親しみやすく、周囲の人たちと損得勘定抜きで仲良くなれるタイプです。

仕事ばかりでなく、家庭や地域といった自分が属するコミュニティをとても大切にします。

ディセンダントが蟹座の人は、蟹座のような性質をもつ人たちと関わることによって、家族やプライベートを大切にすることを知り、友愛や家族愛を体験することができるでしょう。

世話好きな蟹座のふるまいを見て、「仕事に励んだり社会的な成果を求めることも重要だけれど、友達や家族を大切にすることも価値がある」と学べるはずです。

【ディセンダントが獅子座】自己主張や自己表現を学ぶ

獅子座

ディセンダントが獅子座の人は、アセンダントが水瓶座です。

水瓶座は、革新的な考えを持ち、国籍や人種など関係なくつながることができる、リベラルな人です。

しかし社会の先を一歩行く風変わりな人物であるため、その良さを理解してもらいにくい面があります。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ獅子座から学ぶことが多いでしょう。

獅子座は、華やかで人々の注目を集めるエンターテイナー。

自分の世界を上手に表現して、人気を獲得することに長けています。

ディセンダントが獅子座の人は、獅子座のような性質をもつ人たちと関わることによって、自分の世界を相手にわかってもらえる表現力や自己肯定感を得ることができるでしょう。

自信満々な獅子座のふるまいを見て、「自分がさまざまな人を認めているように、自分自身のことも大切にしてあげよう。私らしく表現しよう」と学べるはずです。

【ディセンダントが乙女座】計画的に物事を進めることを学ぶ

乙女座

ディセンダントが乙女座の人は、アセンダントが魚座です。

魚座はそのときの自分や周囲の気持ちに応じて、流れのままに生きていくタイプです。

仕事、家庭、趣味などどのような場所でも順応し、相手に合わせられる気質を持っていますが、同調しすぎて自分の人生を見失ってしまう傾向があります。

結果、自分のやりたいことを成し遂げられなかった、ということもあるかもしれません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ乙女座から学ぶことが多いでしょう。

乙女座は、魚座と同様にピュアな気質を持つサインですが、魚座と異なるのはきちんと自分や周囲を律することができるところです。

物事や目標は順序や計画を立て、きちんと達成していきます。

ディセンダントが乙女座の人は、乙女座のような性質をもつ人たちと関わることによって、きちんとプロセスを踏みながら物事を進める方法を知るでしょう。

着実に未来へと進む乙女座のふるまいを見て、「周囲の気持ちを重んじることも大切だけれど、プランを立てて地道に実行していくことも大事だ」ということを学べるはずです。

【ディセンダントが天秤座】調和やバランス力を学ぶ

天秤座

ディセンダントが天秤座の人は、アセンダントが牡羊座です。

牡羊座は自分の気持ちに素直で、感情のまま突っ走るタイプです。

やりたいことに向かって一直線に突き進める気質を持っていますが、ときに人間関係や生活のバランスが欠けてしまう傾向があります。

周囲への配慮を怠ってトラブルを起こしたり、不眠不休で働いて健康を害してしまう可能性があります。

恋愛などでは、相手への強い愛情に、自分自身が疲れてしまうこともあるかもしれません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ天秤座から学ぶことが多いでしょう。

天秤座は調和とバランスを重んじるサイン。

さまざまな人間関係の中で誰かが損をしていないかを気にかけて、公平に対応します。仕事が忙しすぎるときは適度に休みます。

感情が先走っているときは、理性を働かせて落ち着こうとします。

ディセンダントが天秤座の人は、天秤座のような性質をもつ人たちと関わることによって、物事や人間関係のバランスをとる大切さを知るでしょう。

周囲へのさりげない配慮を欠かさず、クールに美しくふるまう天秤座を見て、「パッションで突き進むことも大事、でも冷静になって物事を俯瞰することも大切だ」と学べるはずです。

【ディセンダントが蠍座】見えないものの大切さを学ぶ

蠍座

ディセンダントが蠍座の人は、アセンダントが牡牛座です。

牡牛座は五感に優れ、衣食住、アートなどの分野で本物を見極める目を持っている人です。自分の持ち物にもこだわりがあります。

しかし牡牛座の本物志向は、物質面だけに限られてしまう可能性があります。

現実的な豊かさばかりに気をとられてしまう傾向は否めません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ蠍座から学ぶことが多いでしょう。

蠍座は、人との精神的なつながりや心の深さを重視するサインです。

牡牛座は物質面にこだわりますが、蠍座は精神面にこだわりを持ちます。

ディセンダントが蠍座の人は、蠍座のような性質をもつ人たちと関わることによって、物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさや深さを大切にすることを知るでしょう。

人間心理を鋭く洞察する蠍座のふるまいを見て、「きらきらしたものや美味しい食事といった目に見えることも大事だけれど、目に見えないものにも価値がある」と学べるはずです。

【ディセンダントが射手座】理想に向かって学びを深めることを学ぶ

ディセンダントが射手座の人は、アセンダントが双子座です。

双子座は知的でフットワークが軽い性質です。

SNSなどを巧みに操り、最先端の情報を手に入れるスキルは12サインの中で1番と言っていいかもしれません。

人脈も広く、さまざまな人と交流して、幅広い知識を得ます。

しかし結果として、一過な情報ばかりを追っていることがあるかもしれません。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ射手座から学ぶことが多いでしょう。

射手座は、双子座と同様に知的好奇心が高いタイプです。

しかし宗教や哲学、科学などの専門的な分野の学びにより関心を持ち、そのジャンルのエキスパートまで上りつめようとします。

ディセンダントが射手座の人は、射手座のような性質をもつ人たちと関わることによって、物事をより高いレベルまで学ぼうとする姿勢を知ることができるでしょう。

理想を実現するために学問を追求する射手座のふるまいを見て、「幅広い知識もいいけれど、ときには深く学んで善いことを行おう」と思えるかもしれません。

【ディセンダントが山羊座】冷静に社会的責任を果たすことを学ぶ

ディセンダントが山羊座の人は、アセンダントが蟹座です。

蟹座は家族や地域の人など、身近な人をとても大切にします。

慣れ親しんだ人と心を触れ合わせて、安心できる場所で過ごすことを心地よく感じます。

しかし家族的な意識が強いため、新参者を過剰に警戒してしまいがちです。

赤の他人と家族のようにとても近い距離感になりやすく、感情的になってしまう傾向もあるでしょう。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ山羊座から学ぶことが多いでしょう。

山羊座は、社会的な意識が強く理性的です。

感情を抑圧する傾向はありますが、客観的に正しく物事をとらえられるタイプです。

「社会ではこれが必要である」と判断すれば、ときには家族よりも仕事をとり、責任も全うするでしょう。

ディセンダントが山羊座の人は、山羊座のような性質をもつ人たちと関わることによって、大きな視点から物事を選択・実行する姿勢を学ぶことができるでしょう。

冷静で俯瞰的な視点を持つ山羊座のふるまいを見て、「自分や家族のことばかりでなく、ときには世の中全体のことを考えることも必要だ」と思えるはずです。

【ディセンダントが水瓶座】公平、自由な価値観を学ぶ

ディセンダントが水瓶座の人は、アセンダントが獅子座です。

獅子座は「私が主役」と考えるサインです。

ゴージャスなオーラを持ち、自己表現、セルフプロデュースをすることが得意です。

獅子座の人がいると華やかな雰囲気が一瞬で広がるでしょう。

スターの貫禄を持つ獅子座はしばしば特別扱いされます。

しかし「私はスターだ」「私は王様だ」という意識が強くなると、人との間にヒエラルキーが生まれてしまいます。

脇役のような立場にある人を見下したり、自分より地位が低い人と決めつけて傲慢になってしまう傾向もあるでしょう。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ水瓶座から学ぶことが多いでしょう。

水瓶座はフレンドリーで、人との間に上下関係をつくりません。

人種、国籍、性別、年齢を気にせず、フラットに人と関わります。自分自身を過剰にアピールすることもありません。

ディセンダントが水瓶座の人は、水瓶座のような性質をもつ人たちと関わることによって、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちとつながる大切さを学ぶことができるでしょう。

どんな人にも平等に接する水瓶座のふるまいを見て、「自分は特別だという意識を捨てて、人と対等に関わることも大事なのだ」と学べるはずです。

【ディセンダントが魚座】感性で生きることを学ぶ


ディセンダントが魚座の人は、アセンダントが乙女座です。

乙女座は、真面目な優等生タイプです。

仕事やプライベートの枠を自分で設定して、模範的・義務的にふるまいます。

善悪の基準が明確で、「悪いこと」は決して行いません。

周囲に対してやさしく、誠実に接するでしょう。しかし、枠の中の自分を息苦しく感じてしまうことも。

それゆえ対人関係では、真逆の性質を持つ魚座から学ぶことが多いでしょう。

魚座は何事にも枠を設けず、その時の気分で動きます。

人に同調しやすいため、乙女座と同様、相手にやさしさを示すことは多々あります。しかし義務的な思いから行動することはありません。

魚座の行動はすべて、自分の気持ちから生まれるものです。

ディセンダントが魚座の人は、魚座のような性質をもつ人たちと関わることによって、自分の感性や気持ちを重んじて行動する心地よさを知ることができるでしょう。

善悪の基準を設けず、漂うように生きる魚座のふるまいを見て、「自分に素直になって生きることも大事なのだ」と学べるはずです。